海外メジャー初制覇の快挙!

米ジョージア州オーガスタで開催された「マスターズ・トーナメント」で、最終ラウンドを単独首位から出た松山英樹が優勝を果たし、〝メジャー”と呼ばれる男子の4大大会を日本選手として初めて制しました。

松山は大会初日を「69」として、首位と4打差の2位で発進すると、2日目は「71」で6位に後退しましたが、3日目に「65」をマークして後続に4打差の首位に抜け出していました。

出典:YouTube

世界四大大会「マスターズ」とは

マスターズこと「マスターズ・トーナメント」は、全英オープン、全米オープン、全米プロゴルフ選手権と並ぶ男子ゴルフのメジャー4大大会の一つです。アマチュアの名選手として知られるボビー・ジョーンズらによって1934年に創設されました。1938年までは〝オーガスタ・ナショナル招待選手権”として開催され、1939年から現在の「マスターズ・トーナメント」に名称変更しました。優勝者にはゴルフ界最高の栄誉と言われる〝グリーンジャケット”が贈られます。

他の4大大会である全英オープン、全米オープン、全米プロゴルフ選手権とは違い、毎年、同じコースで開催される唯一の大会です。会場である米国ジョージア州の〝オーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブ”は風光明媚なことでも知られる反面、屈指の難コースと言われています。

第1回大会から春に開催されていましたが、2020年大会は新型コロナウイルスの影響で11月に延期され、無観客で行われていました。

これまでの日本人選手の「マスターズ」での成績

これまで「マスターズ」には33人の日本人選手が出場し、今年の松山の挑戦は132度目となるそうです。

日本人選手は第三回大会となる1936年に戸田藤一郎がアジア勢として初出場しました。初めて日本人がトップ10入りしたのは1973年の尾崎将司の8位で、これまでの最高位は2001年の伊沢利光、2009年の片山晋呉の4位が最高でした。

松山選手としては3シーズンぶりの勝利!

愛媛県出身、29歳の松山は、2013年にプロ転向して14年から米ツアーに本格参戦し、同年の〝ザ・メモリアルトーナメント”で初優勝。2017年8月の〝WGCブリヂストン招待”で5勝目を飾ってから3シーズンは勝利がながなかったものの、3年8カ月5日ぶりの6勝目を飾りました。

マスターズを制した松山は、賞金207万ドル(約2億2697万円)と、翌年以降の同大会の永続的な出場権を獲得することになりました。また連覇をかけることとなる2022年大会では、開幕前に歴代王者が集う恒例行事〝チャンピオンズディナー”のメニュー決めも担当することになるそうです。

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