コロナの影響で、外出を控える事も多いことからゲーム業界は業績を伸ばしているそうですね。私はあまりゲームをやる人ではないのであまり分かりませんが、インターネットに接続されているオンラインゲームの場合、ゲームが絶えずアップデートされ、ゲームに終わりが無いですね。また、一緒にプレイする仲間や敵がいて、そこに対人関係や競争が生まれます。このようにゲームに加え、対人要素がゲームへの依存性を益々高めているそうです。今回はゲーム依存症について調べてみました。

ゲーム依存症とは

ゲーム依存症の医学病名はゲーム障害と言います。本人や周囲の人々も『ゲームにはまってる』と気軽に考えているうちに進行してしまうのがゲーム障害という病気なんだそうです。人間関係や健康面に問題が生じても制御がきかずゲームに没頭し続け、日常生活に支障をきたします。以前は、10~20代の子どもや若者の依存として認識されていましたが、スマートフォンの普及とともに、最近では30~40代の患者が増加してきていると言われているそうです。診断基準としては、

①ゲームの時間や頻度をコントロールできない

②日常生活でゲームを最優先にする

③問題が起きてもゲームを継続、エスカレートさせる

上記の3つの症状が1年以上継続している場合に診断されるそうです。

問題点

① 不眠・睡眠障害
ゲーム依存症になることで、ゲームに関連する情報を脳が認識したときに興奮しやすくなり、なかなか寝付けず不眠や睡眠障害になりやすいという報告があるそうです。

② 視力低下・肺活量減少
長時間画面を見続けることで視力低下が報告されていて、運動量が減ることから、肺活量の減少も見られるそうです。

③ イライラ感・衝動性
イライラしやすくなったり衝動的になりやすいとの報告もあります。また、ゲーム依存症になると、ゲームをやらないと禁断症状が生じ、ゲームしたいのにできないことに苛立ち衝動的な行動をとる場合もあります。

上記以外にも、昼夜が逆転し朝起きることができずひきこもりになったり、集中力や注意力が低下し学力が低下するとの報告もあるそうです。

予防方法&治療方法

◾️予防方法

① ゲーム以外に夢中になれることを見つける。

② 会話をするときは相手の顔を見て話す。

③ 週に1日ゲームをしない日を作る。

④ 体を動かしたり、自然と触れ合う。

⑤ 人とのコミュニケーションを大切にする。

⑥ 誰かと出かけるときはネットは必要な時以外は使わない。

◾️治療方法

カウンセリング
ゲーム依存症になる背景として、孤独感や低い自己肯定感、トラウマ(心的外傷)がある場合があります。その場合、ゲーム依存症が緩和し、ゲームばかりする日々でなくなったとしても、そもそもの「生きづらさ」が解消されていないため、ゲーム依存症の当事者の苦しみは続くかもしれません。そのため、病院等で臨床心理士や精神科医との関わりの中や、回復施設等でカウンセリングを受け、過去のトラウマ(心的外傷)や孤独感を癒す必要があるそうです。

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