働く女性の約7割は肌の悩みを抱えている(69.0%)

まずはじめに、働く女性のうち、どのくらいの人が肌の悩みを感じているのかを調査しました。
その結果、現在何かしらの肌の悩みを抱えている人は約7割いることが分かりました(69.0%)。

10年前より「肌の悩みが増えた・深刻になった」と感じる女性は8割以上(81.4%)

さらに、10年前より肌の悩みが増えた・深刻になったと感じる人は、8割以上であることが明らかになりました(81.4%)。
特に、50代では半数近くの人が「とても感じる」(45.6%)と回答。
20代で「とても感じる」と回答した割合の16%と比較すると、年齢を重ねるほど、肌の悩みがより深刻になっていくことがうかがえます。

10年前より「肌の色が暗くなった」と感じる女性は6割以上(66.4%)

また、10年前より肌の色が暗くなったと感じる人は6割以上であることも分かりました(66.4%)。
こちらも、上の年代ほど肌の色が暗くなったと深刻に感じている人の割合が高い傾向が見られました。

日焼け対策は若い世代ほど早く始めている

また、働く女性の中には、外回りの時間が長く、日焼けや紫外線を気にしている方も多いのではないでしょうか。
オフィスで過ごす時間が長い方でも、通勤中の電車やオフィスの窓から入ってくる紫外線には要注意です。

そこで“日焼け対策”に焦点を当て、対策を始めた年齢を調査しました。

その結果、若い世代ほど早くから日焼け対策を始めている傾向が判明。
20代では「10代から」(48.8%)という回答が最も多い結果となりました。
続いて、30代、40代では「20代から」(40.0%・29.6%)、50代では「40代から」(25.6%)という回答に最も多くの票が集まりました。

世の中的に日焼け対策の必要性が注目されるようになったことで、20代では子どもや学生のころから対策を始めた人が多いようです。

今のスキンケア方法に満足していない女性は半数超え(51.6%)

後半では、働く女性のスキンケア方法の実情を調査しました。
まず、現在の自身のスキンケア方法に対する満足度を調査したところ、半数以上が「満足していない」(51.6%)と回答しました。

理由としては、「本当に自分の肌にあっているのかわからないから」(39歳・愛知県在住)、「年齢にあったケアができているかわからない」(37歳・東京都在住)といった、今のスキンケア方法が自分の肌にあっているのかが分からないという声が多く見られました。

その他には、「ケアにお金や時間をかけていられない」(49歳・埼玉県在住)、「毎日忙しくてあまり時間をかけられていない」(27歳・大阪府在住)といった、多くの働く女性が共感するであろう、多忙なために丁寧に肌をケアをする時間がないという意見もありました。

スキンケア用品選びの参考にする情報

では、実際にスキンケア用品を購入する際、選ぶ基準としてはどのような情報を参考にしているのでしょうか。

参考にしている情報源について調査すると、「商品の公式サイト」(32.8%)が最も多く、その後には「知人・友人の声」(19.0%)、「ビューティアドバイザー・スタッフからのアドバイス」(16.4%)という回答が続き、直接人から聞く評判や
使用感を参考にする人が多い傾向が明らかになりました。

また、年代別で見ると、20代では他の年代に比べて「タレント・インフルエンサー・一般人のSNS」を参考にする人が多い結果となりました(35.2%)。

若い世代ほど、SNSを活用して情報を積極的に取り入れていることが分かります。

およそ3人に1人はビューティアドバイザーのアドバイスを参考にした経験あり(34.8%)参考になった アドバイスは?

このように、スキンケア用品選びには様々な情報が参考にされているということが分かりましたが、スキンケアや美容についてはプロに聞くというのも有効な方法です。

美容のプロといえば、店頭にいる「ビューティアドバイザー」です。

そこで、ビューティアドバイザーのアドバイスを参考にした経験のある人がどれくらいいるのかを調査してみると、およそ3人に1人は「(参考にした経験が)ある」ことが判明しました(34.8%)。

さらに、これらの経験者に参考になったアドバイスの内容を聞いてみると、「自分の肌の状態をみて、担当する製品の中からふさわしいアイテムを選んでくれた」「アイテムの効果的な使い方を教えてくれた」といった好意的な声が集まりました。

■参考になった!ビューティアドバイザーのカウンセリング体験談

〇肌の特徴を分析した上で、丁寧にアドバイスしてくれた

・「乾燥肌か脂性肌か、どの部分が乾燥しているかなどの自分の肌の特徴を説明してくれた上で、(ビューティアドバイザーが)担当する製品の中から特徴にあうスキンケア用品を選んでいただけた」(36歳・東京都在住)

・「実際に肌チェックをしてもらい、自分は水分が足りず皮脂が多いことを教えてもらった。そして、(ビューティアドバイザーが)担当する製品の中から、そんな私に最もあう化粧水と乳液を選んでもらい、クレンジングのタイプもバームやクリームより私の肌にはオイルが良いということを教えてもらい購入した」(25歳・兵庫県在住)

〇アイテムの効果的な使い方を教えてくれた

・「クレンジングを購入したときに、マッサージのやり方を教えてくれて、参考になった」(46歳・山口県在住)

〇その場でアイテムを試用させてくれた
・「お試しをさせてくれて、これがあいますと具体的に言ってくれた」(59歳・長野県)

・「肌につけていろいろためした上で選べる。(ビューティアドバイザー)ご自身の経験も参考になった」(55歳・神奈川県在住)

まとめ:スキンケア方法に迷える女性には、プロの力を借りるのもおすすめ

今回の調査では、働く女性の多くが肌の悩みを感じていることや、現状のスキンケア方法に満足している女性は少なく、「自分の肌にあっているか分からない」と感じている人が多いという事実が判明しました。

スキンケア方法に関する情報は、商品サイト、口コミ、SNSなど、様々な手段から得ることができますが、効果的なケアの方法が分からない方には、プロのビューティアドバイザーに肌の状態を解析してもらうのも有効な方法かもしれません。

<ビューティアドバイザー座談会レポート>

今回の調査結果をもとに、花王のビューティアドバイザー10名に、自分にあったスキンケアを見つけるコツやおすすめのケアなどを伺いました。

日々女性の肌の悩みと向き合うビューティアドバイザーならではの視点とともに、働く女性としての自身の経験を踏まえた内容で、多くの女性にとって参考になる内容となっています。

―今回は働く女性にフォーカスを当てて調査を実施した結果、働く女性の7割が肌の悩みを感じており、半数以上が現状のスキンケア方法に満足していないことが分かりました。
このような結果を受けて、いかがですか?

「店頭でも肌の悩みを持っている方が多い印象なので、今回の7割という結果も納得でした」

「私自身、今はネットで情報収集も簡単にでき商品も購入できますが、情報量が多すぎて何がいいのかわからない。だからこそ、自分に合ったケアが分からず悩んでいる方も多いのかなと思いました」


―中には、忙しくてきちんとスキンケアにかける時間を作れない方もいるようです。
皆さんは、忙しくて時間がないときにはどのようなスキンケアを行っていますか?

「私も子どもがいてフルタイムで働いているので、本当に時間がないときもあります。そういう時にも、メイクだけは必ず落とすようにしています。できるときには帰ってすぐ落としますね、1時間だけでもメイクをしたまま寝ちゃうと肌がごわついてしまうよ
うに感じます」

「私は手軽にメイクを落とせる、ジェルタイプのクレンジングを愛用しています」

―外出している時間が長い方、オフィスで過ごす時間が長い方、それぞれ注力したほうが良いと思うスキンケアはありますか?

「外にいる時間が長い方は、夜に、紫外線を浴びてダメージを受けた肌をケアすることが大切。化粧水を重ね付けしてしっかりと保湿してください」

「確かに、保湿は大切ですよね。あとは、丁寧なスキンケアにプラスして、朝にUV下地をしっかり重ねづけすることもおすすめです」

「オフィスで過ごす時間が多い方は、パソコンを使っている時間が長いと思うので、特に目元の乾燥ケアを意識するといいと思います」

―調査では、「今のスキンケア方法が自分の肌にあっているかわからない」と感じている方や、肌の悩みは年齢を重ねるほど深刻になっていく傾向が見られました。
その時々の自分の肌にあったケアをするために、大切なことは何だと思いますか?

「まずは自分の肌を知ることが、何よりも大切。悩みがあると肌と向き合うことを避けてしまう人も多いと思われますが、自分の肌と向き合うことが第一歩です」

「肌のコンディションはその日ごとに変わっていくので、どのようなときにどのように変化するのか?を知ることが大切だと思います」


―仕事も肌のケアも頑張りたい女性に向けて、応援メッセージをお願いします。

「仕事と育児を両立していると自分にも余裕がなくなってしまうこともあると思うのですが、どの年代でも肌が綺麗だと嬉しいですし、人からも褒められると嬉しいですよね。肌のケアが、頑張るモチベーションに繋がればと思います」

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