子供が食べる甘い物やお菓子が「おやつ」のすべてじゃない!

「おやつ」は漢字で“御八つ”と書きます。平安時代、富裕層の食事が朝晩2回だったこともあり、おやつで空腹を満たしていたそうです。江戸時代になると午後2時から4時までの“八つ時”を由来として御八つという呼び名が定着したようです。

「おやつ」は、別名で、間食または捕食と言い、食事を補うのが本来の役目となります。一番重要な役目が捕食で、甘い物やお菓子がおやつの全てではありません。

腹もちの良い物を食べることで本来の食事でのドカ食いを防いだり、カルシウム・ビタミン・たんぱく質等の栄養素を補ったりすることが「おやつ」の本来の役目です。つまり子供だけじゃでなく、大人にも必要なものなんです。普段の食事で足りないものを考えて食べることで、全体の栄養バランスを整えましょう。

子供と大人で「おやつ」の役目が違う!

子供にとって、市販の甘い菓子やスナック菓子は嬉しい「おやつ」ですが、砂糖の甘みが強烈だというデメリットも。慣れてしまうと、子供の舌は野菜本来の甘みや出汁の旨味を物足りなく感じるようになってしまいます。最近、そういう子が多いですよね。

また、砂糖や油脂を多く含むお菓子を食べすぎると、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクも高めるので、食べ過ぎには注意が必要です。外遊びが好きで体を動かす子にはエネルギー源となる炭水化物のおやつも良いが、筋肉を作るたんぱく質や骨を丈夫にするカルシウム等を補えるおやつをチョイスしましょう。柔らかい物ではなく、よく噛んで食べられる物もいいですね。

逆に大人の「おやつ」は、仕事内容や生活スタイルを考えてカロリーや栄養素を選びましょう。たとえば、体を動かさないデスクワークの方でも、実はパソコンや書類業務を行うと強い空腹を覚えます。これは脳が思考活動することでブドウ糖を使うため、ダイレクトに血糖値に影響するためだそうです。ただし体を動かしているわけではないため、ここで高カロリーなお菓子を食べては余計な体重増加の恐れがあります。ビタミンなど日頃不足しがちな栄養素を補給したり、体を温める飲み物を摂ることがオススメです。逆に体を動かしている人や汗をかいている人であれば、塩分やミネラルを多く取れるよう配慮しましょう。食物繊維、たんぱく質はどのような職種でも積極的に摂りいれましょう。

捕食にオススメの「おやつ」

子供にとって「おやつ」は食事の延長線です。体が小さく一度に量が食べられない子供には、おやつで調節してあげるよう心がけましょう。

意外かもしれないが、“おにぎり”は子供に最適で、大人でも夕飯が夜8時以降になってしまう人に向いています。おにぎりのサイズはお腹の空き具合によって調節し、ちりめんじゃこや胡麻などでカルシウムを補給するなど工夫しましょう。夜のドカ食いを防ぐのに効果的です。

腹持ち良く、良質なたんぱく質が摂れるゆでたまごもオススメです。

カルシウム、たんぱく質が摂れる乳製品もオススメで、個包装のチーズなんて持ち運びも便利でいいですね。ヨーグルトや牛乳も良質なタンパク質が摂れるため、生の果物を合わせてビタミンも摂るようにしてみましょう。

たんぱく質だけでなく食物繊維も摂れる大豆製品には、女性ホルモンと類似作用を持っている有効成分、イソフラボンも多く含まれている。温かい豆乳に蜂蜜を入れて飲むことも良いでしょう。

またナッツ類やドライフルーツも社会人にオススメ。ナッツの脂質は良質で、コレステロールを下げる効果があり、ドライフルーツと共に食べることによって、ビタミン補給・噛む効果が期待できます。塩や砂糖不使用の物がより望ましいでしょう。

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