20代はアニメの影響でソロキャンプ、女子キャンプが多い傾向

キャンプ料理レシピサイト「ソトレシピ」を運営する株式会社シーザスターズは、この度キャンプ料理に特化した調査機関・ソトレシピ総研によって「キャンプ料理トレンド調査2019」を実施しました。
20〜40代男女に「キャンプを始めた理由」を聞いたところ、「自然の中で過ごしたい」51%、「家族で楽しめる趣味が欲しかった」50.8%、「新しい趣味が欲しかった」48.3%が上位となり、働き方改革で余暇の過ごし方が重視される中、新しい趣味として自然の中で過ごすキャンプを選ぶ方が多いことがわかりました。また、中でも注目は20代の4人に1人が「ゆるキャン△」などの漫画やアニメがきっかけでキャンプを始めたこと。従来のキャンプ層だけではなく、世の中の動向やトレンドのコンテンツによって、新たな層がキャンプを始めていることがわかりました。

キャンプにはまった人が9割!そのうち「キャンプ沼」レベルが4割以上

「キャンプにはまりましたか?」という質問に対しては、実に9割が「はまった」と回答。その中でも、キャンプにお金を使いすぎてしまうほどの「キャンプ沼」レベルではまってしまった人が4割以上にも及びました。キャンプは、新規層が一度体験するとはまってしまうほどの魅力があり、一過性のブームではなく継続性のあるライフスタイルになっていることがわかります。

キャンプスタイルのトレンドは「ソロキャンプ>グランピング」

キャンプスタイルについては、「ファミリーキャンプ」67.5%、「グループキャンプ」53.8%と大人数で楽しむスタイルが人気ですが、注目はそれに次ぐ38.3%で3位に入った「ソロキャンプ」。特に20代では47.6%と2人に1人がソロキャンプを実施。一方で近年話題になった「グランピング」はわずか20%でソロキャンプの約半数とキャンプスタイルの傾向が明らかに変化しています。
既存キャンパーがブッシュクラフトなどをきっかけにソロキャンプにはまるケースもありますが、20代では前述のキャンプアニメ作品で描かれていたようなソロキャンプ、女子キャンプなどが多い傾向が見られました。

キャンプ場近くのご当地食材を使った「地産地消料理」に需要

キャンプ料理でもっと知りたい情報については、「キャンプ場近辺の地元の食材」が51.5%と1位に。その地域の美味しい食材を楽しむ「地産地消キャンプ料理」にニーズがあることがわかりました。
今後、キャンプ場、アウトドア業界の企業、地方自治体が連携し、キャンプ料理を活用した地方創生施策に取り組めば、新しいキャンプの楽しみ方を提案できるとともに、地域の活性化にも繋がると考えられます。

キャンプ料理の理想と現実は「おしゃれな料理」と「忘れ物」

一方でキャンプ料理に対する課題は「おしゃれな料理を作りたいが作れない」41.5%、「網で焼くだけのマンネリ化」38%と新しい料理にチャレンジしたい傾向が見られました。しかし、キャンプ料理であるあるな失敗は「調味料忘れ」41%、「食材忘れ」34.5%、「調理道具忘れ」32.5%と「忘れ物」が上位に。「おしゃれな料理」と「忘れ物」というキャンプ料理の理想と現実が浮き彫りになりました。

今年作ってみたいキャンプ料理は「豪快な塊肉」

「好きなキャンプ料理」については「カレー」66.3%がトップにきたものの、「今年チャレンジしたいキャンプ料理」は、1位「ローストビーフ」47%、2位「ローストチキン」38.3%と豪快な「肉料理」が上位で、「カレー」は21.5%。一方で今年買おうと思っているキャンプ道具1位が40.3%の「ダッチオーブン」なので、定番のカレーをキャンプで作っている人は多いものの、新しいチャレンジとしては「ダッチオーブンを使った塊肉料理」を作りたい人が多いと言えます。

今回の調査結果を受けた2019年のキャンプ料理トレンド予測

ソトレシピ総研所長 千秋 広太郎氏は、「2019年、キャンプ料理の注目は、①「動画映え」、②「自然回帰」、③「地産地消」の3点です。まず、①に関しては、2018年は「ゆるキャン△」や「山と食欲と私」など漫画、アニメ作品がブレイクし、今までアウトドアとは接点がなかった人が興味を持ち始めました。作品内で描かれたキャンプ場に行ったり、その料理を作ってみたりと「聖地巡礼キャンプ」の流れがあり、多くのキャンプ場の方から例年とは違う繁忙さや、来場客層の変化があったという声を聞いています。

2019年に関しては、キャンプ番組や特集が増えたりと、テレビでキャンプが大きく扱われ始めています。企画には必ず「キャンプ料理」も扱われるため、豪快な肉料理のような調理の映像自体がテレビ受けする「動画映え」レシピが求められると考えています。

②の「自然回帰」は、前述のアウトドア作品の影響に加えて、既存のアウトドアユーザーである男性層を中心にできるだけ自然にあるものでキャンプを楽しむ「ブッシュクラフト」や、自転車やバイクで一人でキャンプに行く「バイクパッキング」などがトレンドになったことが要因として考えられます。近年は、ブームとなったグランピングよりも、この傾向を受けた自然そのものを楽しむ「自然回帰」の流れを汲み、キャンプ料理も「おしゃれかつワイルドな料理」に回帰するのではないでしょうか。

③の「地産地消」は、旅をしながら食文化を楽しむ「フードツーリズム」の考え方が広がり、「せっかく地方のキャンプ場に行くのであれば、その土地のものを食べたい」という需要が高まっています。ただスーパーで食材を買うのではなく、地産地消を意識することでさらなるキャンプの楽しみ方が広がっていると言えます。

キャンプを始めとしたアウトドアは、これまでのカルチャーに加えて新しいチャネルやコンテンツが増えたことで市場が拡大しているように感じます。これらをみると、日本でのアウトドアは一過性のブームではなく、ライフスタイルとして定着して来ていると言えるでしょう。そこで外せない「キャンプ料理」に関しても、今後は独自の「食文化」として発展していくと考えております。」とコメントしております。

「ゆるキャン△」を全話視聴した身として、20代の4人に1人が「ゆるキャン△」きっかけでキャンプを始めたというのはとても共感できますね。「ゆるキャン△」最高に面白いので見ましょう。

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