子育て世帯の母親のうち6割が「湯冷めママ」!?子育て世帯における冬場の生活実態調査
パナソニック株式会社は、子育て世帯における冬場の生活実態調査を株式会社オールアバウトの協力のもと実施しました。
入浴後も家事・育児に追われる親は9割以上
パナソニック株式会社は、0歳~8歳までの子どもを持つ25歳~40歳の男女426名を対象に、子育て世帯における冬場の生活実態調査を株式会社オールアバウトの協力のもと実施しました。この調査では、現代の子育て世帯においては多くの親が入浴後も家事・育児に従事しており、寝るときには既に「湯冷め」状態に陥っている実態や、「体の冷え」は睡眠にも影響を与えることが明らかになりました。0歳~8歳までの子どもを持つ全国の子育て中の親426名に対し、入浴後に行う家事・育児について尋ねたところ、ほぼすべて(97.9%)の親が何らかの家事・育児に従事しており、内容は「子どもの寝かしつけ」(63.1%)が最も多く、ついで「子どもの歯磨きをする」(62.9%)「夕飯の食器のあと片づけ」(46.5%)が挙げられました。
また従事する家事・育児の数は全体平均で約5つとなり、入浴後も家事・育児に忙しい実態が明らかになったほか、0歳児を持つ親は平均で6.5つの家事・育児を行っており、子どもの年齢が低いほど数が多くなる傾向となりました。
入浴後から就寝までの所要時間について尋ねたところ、「約2時間」(21.4%)が最も多く、次いで「約4時間」(20.0%)、「約3時間」(19.7%)と、2時間以上が合わせて8割以上となりました。また、医師で睡眠の専門家である坪田氏によると、快眠の条件には“お風呂に入ってから体を冷やさずに自然に体温が下がってきたタイミングで布団(ベッド)に入ることが重要”とされており、その目安となる1時間ほどで就寝ができている割合は母親で19.2%、父親で27.7%にとどまりました。
寝るときに「湯冷め」状態に陥っている母親は6割
寝るときに体が冷え切っているかを尋ねたところ、「冷え切っていると思う」(13.1%)「どちらかというと冷え切っていると思う」(43.2%)となり、合わせて約半数以上が就寝時までに体が冷え切っている現状が明らかになりました。特に女性では60.7%が「冷え切っている」「どちらかというと冷え切っていると思う」と回答し、多くの女性が「湯冷め」状態に陥っている実態が明らかになりました。
一方、お風呂上りに体を冷やさないように、リビングの暖房をつけるようにしているかを尋ねたところ、「つけている」(58%)が最も多い結果となりましたが、約2割が「つけていない」(「ほとんどつけていない」と「つけていない」の合算)と回答しました。
また、リビングの暖房をつけている人に、リビングの室温をどのくらいに調整したらよいと思っているかを尋ねたところ、「20~25度未満」(49.6%)が最も多い結果となりました。一方で「20度未満」(13.3%)や、「25~30度以上」(30.6%)と低めまたは高めの室温を保つようにする人もいました。
寝室の暖房については、約3割が「つけていない」(「ほとんどつけていない」と「つけていない」の合算)暖房をつけずに寝ているほか、寝室の室温が一定に保たれるように気を付けているかと尋ねると、約3割が「室温をあまり気にしていない」(「どちらかというと気を付けていない」と「室温はあまり気にしていない」の合算)と回答しました。
“体の冷え”は「睡眠」にも影響、半数が「快眠できていない」状態
睡眠の状態について尋ねたところ、半数以上が「どちらかというと快眠できていない」(30.5%)「快眠できていない」(22.5%)と感じており、そのうち母親の結果を子どもの年齢別にみると0~5歳の乳幼児を持つ母親の快眠度が低いことがわかり、年齢が低いほど家事・育児の負担も多いことに加えて、睡眠中にも乳幼児のケアなどに労力がかかっていると推測されます。
“体の冷え”が睡眠にどのような影響を与えているのかを調査したところ、“体が冷え切っている人”(「体が冷え切っていると思う」と「どちらかというと体が冷え切っていると思う」と答えた人の合算)の約7割が「寝つきが悪い」と回答し、約9割が「夜中に目が覚めることがある」と回答しました。また、“体が冷え切っていない人”(「冷え切っていないと思う」と「どちらかというと体が冷え切っていない」と答えた人の合算)比較すると、“体が冷え切っている人”は、“体が冷え切っていない人”に比べて「寝つきが悪い」は3ポイント差でしたが、「夜中に目が覚めることがある」は16ポイント、「快眠できていない」は11ポイントと大きな差があり、“体の冷え”は寝つき・睡眠の質に影響を及ぼすことがわかりました。
睡眠専門家の坪田聡氏は「お風呂上りに部屋を暖かくしておくことも大切です。冬場のお風呂上りのリビングで、”暖房をつけない派”が2割、寝室では3割でした。冬のリビングの室温は一般的に20度ぐらいが適温と言われています。お風呂から上がった直後は暑いでしょうが、しばらくしたらリビングのエアコンを使って、室温を20度ぐらいに保つと良いでしょう。寝室の温度も大切です。冬に気持ちよく眠れる室温は、16~20度と言われています。就寝時刻の30分ほど前になったら、寝室のエアコンのスイッチを入れて、暖めておくのがおすすめです。このとき、寝室の床や壁も暖めておいた方が良いので、急速に足元から暖められるエアコンを使うと効果的でしょう。」とコメントされてます。
よく眠れていないと心当たりのある人は試してみてはいかがでしょうか。
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