はじめに

秋になると紅葉の季節にもなってきますね。
緑の木々たちも徐々に葉っぱの色を変えていきます。
道路の脇や公園などに植えてあるイチョウの並木も秋になると、とても綺麗な色へと変わりますよね。
そんなイチョウからなる種子のギンナンはみなさんはご存知ですね。
独特の匂いもあるこのギンナンですが、食用としても使われていますよね。おのギンナンにはどのような効果があるのでしょうか?
今回はギンナンについて少しだけ紹介したいと思います。

ギンナン(銀杏)

銀杏(ぎんなん・ぎんきょう)はイチョウの種子のことで、古くから食用として利用されてきました。
「ぎんなん」も「イチョウ」も漢字は同じ「銀杏」と書きます。
イチョウは、日本、朝鮮半島、中国で栽培される落葉性の大高木で、大きいものは高さ45m、直径5mくらいにもなります。
1億5000万年以上も前から存在している植物で「生きた化石」ともいわれます。
日本へは鎌倉時代に伝わったと言われており、よく神社や寺院の境内や街路樹に植えられています。非常に生命力の強い植物として知られています。
イチョウには雄木と雌木があり、ぎんなんは雌木にできます。
球状の白く硬い殻の中に翡翠色の胚乳があります。普段ぎんなんとして食べているのはこの胚乳の部分です。
ぎんなんは直径1.5cm前後のラグビーボール形で、熱すると半透明の鮮やかな緑色になりますが、時間がたつと黄色くなります。
彩りを兼ねて茶碗蒸しなどの具に使われたり、酒の肴として食べられます。デンプンが豊富に含まれており、モチモチとした食感と独特の歯ごたえが人気です。

効果

ギンナンに含まれるカリウムには、ナトリウムの排出を促し、高血圧を予防する働きがあります。ナトリウム(塩分)を摂りすぎた場合は尿とともに体外に排出してくれます。
ビタミンAには皮膚の新陳代謝を促す作用があり、ビタミンEやビタミンCには肌の老化を防ぐ作用があるいわれています。様々な種類のビタミンが豊富に含まれることにより、お肌を美しくする働きが期待できます。

ギンナンには、尿意を抑える働きがあるため、夜尿症の改善に効果的です。
焼いたぎんなんは尿を抑え、生の銀杏はよく尿を出す利尿の働きをするともいわれています。

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