はじめに

2018年シーズンは他の年に比べると引退する選手も多いような気がします。球界最年長の中日ドラゴンズ岩瀬仁紀投手、そしてドラゴンズの黄金期を支えた荒木雅博選手。広島東洋カープからは新井貴浩選手。西武ライオンズからは、メジャーを経験した数少ない内野手の松井稼頭央選手。
松坂世代からは、巨人の杉内俊哉投手、DeNAベイスターズからは松坂と高校時代のチームメイト後藤武敏選手。オリックスバファローズからは、小谷野栄一選手が引退を表明。他にも引退や戦力外通告でプロ野球から離れる選手が多くいます。
今回は引退する中の1人で、ホークスの一時代を築きあげてきた選手を紹介したいと思います。

本多雄一

 本多は福岡県出身。鹿児島実業高から三菱重工名古屋を経て05年大学・社会人ほかドラフト5巡目でソフトバンクに入団した。2年目からレギュラーに定着。10年、11年には盗塁王に輝くなど通算342盗塁の俊足とシュアな打撃に加え、2度のゴールデングラブ賞を獲得した好守でファンを沸かせた。

しかし、12年に首痛を発症して以降はたびたび故障に悩まされ、出場機会を減らしていた。今季はプロ入り後最少の32試合出場にとどまっていた。通算成績は1312試合、1287安打、打率2割7分6厘、15本塁打、347打点、342盗塁。

「ポンちゃん」の愛称でファンから愛されていました。

特徴

走攻守を高いレベルで備えることを特徴とする。最大の持ち味は走塁面で、プロ入り前の50メートル走のタイムが5秒9、一塁到達3.78秒を記録する俊足を誇る。果敢に次の塁を狙い、通算盗塁成功率76.7パーセントを記録している(2014年シーズン終了時点)。2010年、2011年と、盗塁王に2回輝いており、(2016年シーズン終了時点で)200打席以上立ったシーズンはすべて、「20盗塁以上」を記録している。

守備では主に二塁手として起用される。遠投110メートルの強肩。守備範囲の広さに定評があり、堅実なグラブさばきを見せる。2010年には得点換算でリーグトップクラスの数値を残し、2012年には二塁守備で両リーグトップとなるUZR14.9を記録した。

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