今週末は東京競馬場にて3歳牝馬クラシックの頂上決戦とも言える第79回優駿牝馬が開催されます。昨年は桜花賞で惨敗だった2歳時の女王ソウルスターリングが意地のはしりを見せて、オークスを制した感じでした。今年のクラシックレースの初戦の桜花賞では新たな産駒が名を連ねる中で、その内のロードカナロア産駒でもあるアーモンドアイが後方から一気に強襲し差し切っての勝利でした。そしてオークス。距離がグンと伸びて2400m府中舞台に繰り広げられます。今後の古馬G1戦線でも中距離路線を勝ち抜くための重要なレースにもなるオークス。今年はどの馬が王冠を手にできるのでしょうか。今回は桜花賞を見事な差し切り勝ちを演じ、二冠目を狙うアーモンドアイと、桜花賞組をまとめて破る可能性があるオールフォーラブについて書いてみようと思います。その前に出走登録馬です。

アーモンドアイ
ウインラナキラ
ウスベニノキミ
オールフォーラブ
オハナ
カンタービレ
ゴージャスランチ
サトノワルキューレ
サヤカチャン
シスターフラッグ
スカーレットカラー
トーセンブレス
トーホウアルテミス
パイオニアバイオ
マウレア
ラッキーライラック
ランドネ
リリーノーブル
レッドサクヤ
ロサグラウカ

以上、20頭の登録出走馬です。

二冠目狙う!アーモンドアイ

先月の3歳クラシック初戦の桜花賞を1強ムードムンムンのラッキーライラックを見事に交わしての勝利を見せつけたアーモンドアイも出走予定です。シンザン記念でツヅミモン相手に0.3差で差し切り勝ちしたものの、この勝利はまぐれかどうか?と問われた桜花賞dwもラッキーライラック相手に0.3差で差し切り勝ちしたと言うことで、マイルにおいてのアーモンドアイはいよいよ本物と言ったところで、新馬戦除く全てのレースで大きく差をつけての勝利をおさめています。初年度産駒ののロードカナロアですが、早くも父の血をモロに受け継いだと言った感じでしょうね。さてオークスということですが、桜花賞から比べると距離がグーンと伸びての2400m。ここで勝ちきれるのか?というか、スタミナは持つのか?と言うのが正直なところ。ロードカナロアを考えれば、まあキツイかなと言う感じですが、母フサイチパンドラはオークス2着、エリザベス女王杯にも勝っているG1馬。血統からしてみれば、ロードカナロアの速さとフサイチパンドラのスタミナを掛け持っていると言うことで、ここはGOでも良いのかなと。実際に、ルメール騎手も、マイルよりも、むしろ距離があった方が良さが出る豪語しているわけですし、国枝調教師も同様なことを言っています。追い切りもレッドアルカナ相手にしても1馬身の余裕の先着決めています。今週土曜日に雨は降るようですが、高速馬場予想で行くと、二冠目も期待できるのかなと。ルメール騎手ということで心配は無用かと思いますが、あまり後ろ過ぎると末脚鋭いメンツも多いので中団やや後方で追い出しやすい中目から外目が良いのかなと。どんな手綱捌きをするか楽しみです。

そこを見せていない!オールフォーラブ

忘れな草賞では接戦をものにしてなんとかクラシックに間に合ったオールフォーラブも出走予定です。個人的に思っているのが、アーモンドアイ、ラッキーライラック、リリーノーブル、マウレアなどの強豪に割って入るのは、サトノワルキューレと、そしてオールフォーラブかなと思っています。父は言わずと知れたディープインパクト、母は中山牝馬ステークスを2年連続勝っているレディアルバローザといった血統。アルメリア賞は2着と負けてしまった感じですが、ここは完全にパンコミードの斜行を受けてのロスがあった感じで、正直なところ言えば余裕の1着であったことに間違いないレベルでした。これで桜花賞出走逃したのでなんともですが、良い方向に考えれば距離延長しての調整ができたのも1つの大きな要素にもつながったのかなと。個人的には高速馬場大歓迎と思っていますし、ラッキーライラックを的にしての追走という感じがベスト。あとは合わせた状態でオルフェーヴルvsディープインパクトといった感じで観戦を楽しみたいかなといった欲望ですね。いずれにしても内枠は欲しいところで、トップスピードの質に関してはラッキーライラックよりも上?かなと。期待しています。

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