今週日曜日は京都競馬場にて春の王者決定戦の天皇賞・春が開催されます。今年は近年稀にみる今日ば不揃いといったところです。例えば昨年を見てみると、キタサンブラックやサトノダイヤモンド、ゴールドアクターやディーマジェスティといった G1馬が揃っていたところが、今回に関していえばシュヴァルグランただ一頭が G1馬といった感じです。要は混戦模様を呈するカタチとなる感じで、オッズもある程度はバラけた配当になるんじゃないのかなと個人的には予想しています。また天皇賞・春と言ったら武豊騎手ですが、先日の8レースで妨害してしまったと言うことで騎乗停止。本命騎手もいない感じでやはり寂しいレースになりそうな感じです。さて今回は勢いある4歳世代からクリンチャーと、最強世代と言われていた5歳世代からはミッキーロケットについて書いてみようと思います。

不良馬場なら!?クリンチャー

菊花賞2着、そして京都記念を制し重賞馬となったクリンチャーも出走予定です。同世代のダービー馬でもあるレイデオロ相手に2勝1敗と勝ち越しているクリンチャーですが、予定していた武豊騎手が出走禁止処分となったため、急遽、三浦皇成騎手に乗り替わりとなってしまったというのがどうレースで響いて来るかというのが今回の最大のポイントですね。まあ、個人的にはクリンチャーと言ったら藤岡佑介騎手が1番しっくり来るんですけどね。まああ、それはそれで仕方のないことですが。要は、この素質馬を三浦皇成騎手がしっかり捌けるのかというのがポイントになって来ると思っています。普通であれば連対してもおかしくない実力ですが、とは言ってもこれといった持ち味らしきものはなく、唯一言えることは不良馬場には滅法強いという点。当日に大雨でも降ってくれれば間違いなく大本命となるんでしょうけど、今の京都競馬場超高速馬場では結構微妙かなとも予想しています。スタートは五分で出たとしても二の脚はそこまで使えないという欠点もあってポジショニング取りというのに苦労する感じで、それは結果を出してきた京都記念も阪神大賞典菊花賞も同じことが言える感じです。その内の京都記念をと菊花賞はチカラのいる馬場ということで1着となったものの、良馬場となった阪神大賞典ではポジショニング取りも苦労して脚を使ったことで後半は脚が使えなかったという感じでした。どちらにしても好位につければ良いのですが、出来ればペース自体ふぁ流れてくれればという感じですかね。

良い意味で裏切って欲しい!ミッキーロケット

最強世代もここ最近は全くと言って良い感じで、その代表的存在のディーマジェスティは引退、マカヒキは怪我、サトノダイヤモンドはやっとスランプから立ち直ったもののルメール騎手には乗ってもらえずといった具合で崩壊状態です。ここらで世代を勇気付ける走りを期待しているミッキーロケットも天皇賞・春に出走予定です。この距離は勿論初挑戦も菊花賞は出走しての5着。あのメンツを考えれば5着でも善戦したかなという感じでしたが、走り方は個人的に望んでいるのと違う感じです。こミッキーロケットの場合は出し切った方が良く、それによって神戸新聞杯で見せたサトノダイヤモンドとの叩き合いのような決闘シーンが演じれる思っています。ここ最近は後ろからの競馬になっていますが、ミッキーロケットファンからして、トップスピード面は決して良いものではなく、むしろトップスピード持続力という面に特化していると思っています。仮に後ろからの競馬となった場合は早い段階から押し上げなくてはならなく、更にそれがハイとなっていたとしたら既にアウト。ここは思い切って先行策で二列目から三列目を確保しつつ出来れば中目で仕掛けを待てるような競馬を和田竜二騎手に期待です。

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