今週日曜日は今年で35回目を数えるフェブラリーステークス東京競馬場にて開催されます。2018年に入って初めてのG1レースということで非常に注目を集めるこのレースですが、今年も物凄い顔ぶれが揃った感じです。前回は馬の力はあり、条件的にも優勝圏内のサンライズノヴァと、下降線ではあるものの、これまたフェブラリーステークスでは結果をだしているベストウォーリアについて書きましたが、今回は一昨年のダートの年度代表馬にも選ばれ実力のあるサウンドトゥルーと、昨年のJBCスプリントでコパノリッキーを撃破したニシケンモノノフについて書いてみます。

ミナリク騎手に乗り替え!サウンドトゥルー

真っ先に気になるのが大野拓弥騎手ではないこと。読めない、読みずらいというのが今の印象です。ミナリク騎手はドイツのリーディングジョッキーでチカラはあるはずですが、日本での戦績は驚く騎乗は特になしで今のところは並と考えても良いのかな?といったレベルです。ただ今回のコンビがサウンドトゥルーと自力のある馬だけに、もしかすると本領発揮か?というのも考えられるという点で読めないといったところです。
サウンドトゥルー自体が、今年で明け8歳となったので、いよいよ年齢的にも厳しい感じになるところですが、ベストウォーリアやアウォーディーに比べると、まだまだ高いレベルにいるのは間違いなし。適正的にはマイルがあっており、またペースもハイでペースの上げ下げにもついていけるタイプなので、ある程度は連対する確率も十分にあるのかなというのが印象です。中枠あたりから流れて最終的には前を開けた状態でトップスピードのせたいところではありますが、テン乗りのミナリク騎手にその手腕があるのかな?と考えるとなんとも微妙なところ。んー、大野拓弥騎手だったらなーというのが本音です。

距離に不安も!ニシケンモノノフ

昨年のJBCスプリントでは強敵コパノリッキーを撃破して嬉しいGI初制覇を成し遂げたニシケンモノノフもフェブラリーステークスに出走予定です。さて東京競馬場でチカラを発揮できるのか?といったところで、ここまで7レース走って2015年のグリーンチャンネルカップの3着が最高位。それも舞台は1400mとスプリント路線といったところ。そもそもがマイルというのがニシケンモノノフにとってやや長い感じもするので、距離面に関しては大いに不安視しています。昨年のフェブラリーステークスも先行策で2番手と好位にレースを展開していきましたが、先頭のインカンテーションの仕掛けを待つあまり、後続がロングスパートで一気に出し抜かれて、そこから応戦するも、結局ラスト200mで甘くなってズルズル5着といった感じで、早く言えば体力問題かなと。キレ負けはしていない。あとはどこで追い出すのか?というのが肝になってくるのかなといった感じでしょうか。年齢的にも今年がラストチャンスかな?というのがニシケンモノノフ。なんとか頑張ってもらいたいところ。横山典弘騎手の手腕に期待です。

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