今週の日曜日は、東京競馬場にて東京新聞杯が開催されます。以前は芝2400mの舞台で争われていた同レースも、G3レースに格付けされてからはマイルの舞台に変更。
春のマイル王決定戦と言われている安田記念と同じ舞台で行われるため、この東京新聞杯を制した馬が安田記念でも活躍する結果が多く出ているため、前哨戦ともいって良いほどのレベルの馬が続々と出走することでも有名です。このレースをステップに高松宮記念に進むこともありえるため、春のスプリントからマイル戦線を占う上でとても重要なレースです。

アドマイヤリード
カデナ
ガリバルディ
クルーガー
グレーターロンドン
サトノアレス
ストーミーシー
タガノブルグ
ダイワキャグニー
ダノンプラチナ
ディバインコード
デンコウアンジュ
トウショウピスト
ハクサンドルフ
ベルキャニオン
マイネルアウラート
リスグラシュー

以上、16頭の出走予定馬です。

善戦馬に止まるな!リスグラシュー

2歳時に府中マイルのアルテミスステークスを制して以来勝利から遠ざかっているリスグラシューが武豊騎手とのコンビ復活で東京新聞杯に出走予定です。牝馬三冠クラシックは全てに出走も、桜花賞で2着、秋華賞でも2着と実力と人気は兼ね備えているものの勝ちきれない、言わば善戦馬といった位置付けになっている感じです。今回のメンツからして、同じ脚質であればアドマイヤリードやグレーターロンドンが大きく立ちふさがるところですが、得意の東京左回りで彼らよりも前に出れるか?といったところ。明け4歳牝馬でG1馬となったのがエリザベス女王杯を制したモズカッチャンくらい。古馬を相手に勝った明け4歳牝馬もモズカッチャンくらいなので、ハイレベルと言われていた昨年の3歳牝馬勢がここらで圧倒的に勝ってもらわなくては、谷間の世代と揶揄されていた牡馬勢に立場が逆転されてしまうところかなと。レース的にはハイでもミドルでも構わないといったところとは思いますが、やはりトップスピードの質からいったらアドマイヤリードには負けてしまうのかなと個人的には考えています。武豊騎手が、どの辺からスパートをきるのか、またスタートが上手くいったとして、どのポジションから追走していくのかというのも非常に実物です。
個人的には叩き合いを見たいところですね。

ヴィクトリアマイルの女王!アドマイヤリード

古馬になって一気に浮上したのがアドマイヤリード。クラシックではまったく輝きを放てなかったものの、牡馬になってマイルの世界で一気に開花し、昨年のヴィクトリアマイルを勝った。トップスピードの質に関しては牡馬相手でも十分通用すると思っているし、後はそういう展開になればというところでしょうか。馬場も不問で、敢えて言うならペースが上がった時にどうかなという点だけです。普通に考えて連対してもおかしくない素質馬である事は間違いなしでしょう。
トップスピードの質の高さでグレーターロンドンと勝負できるレベルにあるのは多分この馬だけだと思っています。またトップスピードの持続戦になればなるほど好結果を出しており、スローに流れるようであれば間違いなし。おそらくリスグラシューを置いていくだろうし、前もまとめて交わしてくれると期待しています。今回ルメール騎手は騎乗停止処分中ということで藤岡康太騎手に乗り替え。3歳1000万下でもコンビを組んでいるのでテン乗りに比べればまだマシかなといったt9ころで、機動性で考えるともしかするとルメール騎手よりも面白い乗り方をしてくれるかもしれません。

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