21年ぶりの快挙

11月20日に行われたNPBアワードで、今シーズン最も活躍した新人選手に送られる「新人王」の受賞者が発表されました。
セリーグは中日ドラゴンズの京田陽太選手、パリーグは埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手が選出されました。
両リーグともに野手が選出されたのは、1996年のセリーグ・仁志敏久選手(当時ジャイアンツ)、パリーグ・金子誠選手(当時日本ハムファイターズ)以来となる21年ぶりとなりました。

セリーグ・京田陽太〜中日ドラゴンズ〜

京田陽太選手は、日本大学を経て2016年のドラフトで2位指名された内野手。
日本大学時代は1年生の時からベンチ入りし、東都リーグで25年ぶりの1部リーグ優勝に貢献と、日本代表にも選出されました。
入団後は開幕一軍を勝ち取り、6月以降に遊撃手のレギュラーを奪取。その後、レギュラーを守り抜き、141試合に出場し、新人選手としては長嶋茂雄氏の記録である新人シーズン153安打に次ぐセリーグ歴代2位の149安打をマーク。中日ドラゴンズでは、1998年の川上氏以来、野手では立浪氏の以来となる29年ぶりの新人王獲得となりました。
シーズン終了後に行われたアジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表にも選出され、3試合全てでスタメン出場。今後も活躍が期待される金の卵ですね。

パリーグ・源田壮亮〜埼玉西武ライオンズ〜

源田壮亮選手は、トヨタ自動車を経て2016年のドラフトで3位指名された内野手。
トヨタ自動車時代は、都市対抗野球で、優勝に貢献し、優秀選手賞も獲得。高い守備力を武器に鳴り物入りで埼玉西武ライオンズに入団しました。
開幕一軍を奪取し、開幕戦で、9番遊撃手で先発出場。埼玉西武ライオンズの新人選手が遊撃手として開幕戦をスタメン出場したのは、1981年の石毛氏以来の快挙。今シーズン、新人としては異例の143試合全試合に出場し、155安打をマーク。京田陽太選手と同様、アジアプロ野球チャンピオンシップにも出場し、初優勝に貢献しました。
高い守備力、広い守備範囲を武器に長年埼玉西武ライオンズの懸念点であった守備力を克服させ、盗塁数も26個と1年目にしてチームに欠かせない顔となりました。今後も源田選手の活躍にも注目ですね。

最後に

近年、投手が多く受賞していた新人王のタイトルでしたが、今シーズンは両リーグともに野手が選出されました。
セリーグは阪神タイガースの大山選手、DeNAベイスターズの濱口選手としのぎを削りましたが、2位の大山選手に4倍の差をつける票数で京田陽太が獲得。パリーグは源田壮亮選手がダントツの票数で獲得しました。
おめでとうございます。このタイトルに満足せず、球界を代表する選手になって欲しいですね。今後の活躍にも期待しています。

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