サマーマイルシリーズ最終戦の京成杯オータムハンデが今週日曜日に中山競馬場11Rにて開催予定です。現在、サマーマイル首位を走るのは、第1戦の中京記念で1着、続く関屋記念で2着のウインガニオン。続く2位は関屋記念でウインガニオンを制したマルターズアポジーとなっています。今回の京成杯オータムハンデの出走予定がないウインガニオンは秋のG1マイルCSへ出走予定ということで今回は回避。そうなると今回出走予定のマルターズアポジーにとっては大きなチャンス到来といったところでしょうか。昨年は今回ディフェンディングチャンピオンの立場として出走予定のロードクエストが、1番人気の期待に応えて圧巻の差しで先行馬をごぼう抜きしての勝利。今年はどんなレースを見せてくれるかも期待が高まります。
さて、以下が出走予定馬です。

アスカビレン
アドマイヤゴッド
ウインフルブルーム
ウキヨノカゼ
オールザゴー
ガリバルディ
グランシルク
ストーミーシー
ダイワリベラル
ダノンプラチナ
ダノンリバティ
トーセンデューク
ノットフォーマル
ブラックスピネル
ボンセルヴィーソ
マイネルアウラート
マルターズアポジー
ミッキージョイ
ロードクエスト
ロサキガンティア

以上、20頭の出走予定馬です。

タツゴウゲキに続け!マルターズアポジー

先週の新潟記念にて厳しい流れからの叩き合いを制したタツゴウゲキが、見事に今年のサマー2000シリーズを制し、今年のサマー2000シリーズの王者へと輝きました。そのタツゴウゲキは、前走となった同シリーズの小倉記念でも勝利しており、まさに完全優勝といったカタチで幕を閉じました。それに続けと言わんばかりのマルターズアポジー。前走の関屋記念で圧巻の勝利を飾っているだけに、ここは是非とも京成杯オータムハンデにも勝って有終の美と行きたいところでしょう。
とにかく逃げてナンボのマルターズアポジーは、たとえ相手がキタサンブラック級でもとにかく逃げるレースを作り上げるということです。何しろゲートもうまいし、そこからの加速も申し分なく、必ずといって良いほどでしたハナを主張していきます。今回も同じ脚質を持った馬は何頭もいるものの、マルターズアポジーに競ってまでハナを取りに来るような相手はいないのかなと。逆にマルターズアポジーを先に行かせて後ろから突っつくカタチで入ってくることが予想できるメンバー構成のような気もします。これにとらわれず、しっかりと前半をゆったりとしたペースで徐々に段階を踏んでスピードを押し上げ、追込み馬たちの脚を削げれば十二分にチャンスはあるかと思われます。NHKマイルCを3着で走ったボンセルヴィーソあたりとの激しいデッドヒートも見ものかなといったところでしょう。
とにかく気持ちが良いほど逃げまくって欲しいですね。

ハナを主張し切れれば!ボンセルヴィーソ

昨年の新馬戦は8着、翌未勝利戦も4着と沈んだボンセルヴィーソに未来はなしと思った人も多いのでは。新馬戦から二ヶ月経った2度目の未勝利戦でようやく勝ち切ってからというもの、鞍上が松山騎手に代わってから一気に安定し、朝日フォーチュリティ、中スポファルコンステークス、ニュージーランドT、そしてNHKマイルの全ての重賞レースで連対率100%という驚異的な伸びを見せてくれています。
当然の事ながら今回も人気は上位にあり、重賞レース初制覇を睨んでいるといったところでしょうか。脚質的にはマルターズアポジーと同型の逃げであります。正直なところ、マルターズアポジーにスンナリハナを譲るようであれば、マルターズアポジーに丸め込まれてしまう可能性は高く、逆にスタート後のハナの奪い合いに時間をかければかけるほど、ボンセルヴィーソの良さが際立ってきそうな感じもしています。ですので、個人的に考えていることは、マルターズアポジーが連対するようならボンセルヴィーソはなし。逆にボンセルヴィーソが連対するようなら、マルターズアポジーはなしといった予想になります。
この3歳馬がペースを乱すかによって、グランシルク以下人気馬の勝敗も変わってきそうな予感はしています。楽しみです。

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