いよいよ秋の競馬が始まろうとしています。これまで北の大地の函館、札幌、東北の福島、信越新潟、九州の小倉と舞台を移して決戦が繰り広げられてきたわけですが、いよいよその熱い戦いが関東にも戻ってきます。4月16日の皐月賞ぶりとなる重賞レースとなる中山競馬場では、今週末に牝馬三冠クラシックの最終戦の秋華賞の出走権をかけて紫苑ステークスが開催されます。いやー、競馬ファンから言わせれば、いよいよ秋がはじまるといったところでしょうか。ここまで桜花賞はレーヌミノルが、オークスはソウルスターリングが、それぞれ分け合って女王の座に君臨していますが、2000mということで、スプリント能力ももステイヤー能力も両方の素質があってからこそ勝ち得るその王冠を手にするために、今回もツワモノたちが集っている感じです。昨年はヴィブロスが紫苑ステークス2着にて秋華賞に挑み、見事に秋華賞という最後のクラシックを制しました。逆に紫苑ステークスを1着で通過したビッシュの秋華賞は10着と沈んだ結果となっています。
どちらにせよ、この紫苑ステークスをステップとして勝ち上がる馬が秋華賞で掻き乱す存在となっている傾向があるため、秋華賞を見据えた上で観戦する必要がありそうな、そんなレースですね。
さて、以下が紫苑ステークス出走予定馬です。

エバープリンス
カリビアンゴールド
ガジュマル
サロニカ
シーズララバイ
シンボリジュネス
ジッパーレン
ディアドラ
ドリームマジック
ナムラムラサキ
ナルハヤ
ハナレイムーン
フレスコパスト
ブラックオニキス
プリンセスルーラー
ホウオウパフューム
ポールヴァンドル
マナローラ
ミッシングリンク
ライジングリーズン
ルヴォワール
レッドミラベル
ワラッチャウヨネ

以上、23頭の予定馬です。

そろそろゴールドに輝けるか!?カリビアンゴールド

ここまでの戦績は2-2-0-5。父にステイゴールドを持つカリビアンゴールドですが、素質は確かなものはあるものの、ここまでの重賞レースでは折り合いつかず、その力の本領発揮が出来ていない感じです。
牝馬優駿ではかなりのローペースもあってか、はたまた作戦でだったのかわかりませんが、あのメンツを考えた場合、かなりの前目からのレースとなりました。段階的にペースが押し上げられていった同レースにおいて、正直なところカリビアンゴールドのラスト200mの伸びも消されてしまったのか、あれよあれよとズルズル後退。全くのノーチャンスといった不甲斐ないレー会う内容だった感じです。
例年の紫苑ステークスは微妙な荒れ方を見せており、かといって二桁以上の人気馬が連対したのは過去10年で2度だけ。あとは8番人気以内の馬で連対を組んでいる感じです。ペースがハイで、且つ、外枠には入れたら十分にありえる実力馬であることを信じている一頭です。もちろん軸はホウオウパフュームなどの馬になってくるとは思いますが、枠順、天候次第では要注意しなくてはならない一頭かと思っています。穴で入ってくるとしたらカリビアンゴールドが最有力候補と踏んでいます。

こちらも折り合いつけば!ホウオウパフューム

前評判良くてもなかなかオッズも付かず、更に着順も悪い。これは先に紹介させて頂いたカリビアンゴールドと同じ傾向で、ペースにかなり左右されやすい追込み馬の典型的な特徴なのかもしれません。ホウオウパフュームの父はハーツクライと、ステイゴールド同様に父がサンデーサイレンス系統の馬。2000レベルで弾けるに十分な血統だけに、今回はこの二頭に注目したいところです。
例年の傾向からいって、ペース自体は平均ラップを刻んでおり、おそらく今年も60秒台で通過すると思われます。そこから徐々に流れてはくるものの4コーナー手前でギアはトップになり、このレースの最速地点は4コーナー抜けた直線付近と読んでいます。そうなるとラスト200〜100mで差し馬が
グイグイこれる環境になるのかなとも思っており、ある程度のトップスピードを持つホウオウパフュームも何気に怖い存在となってくるのかなと。
無難路線でいくのであればディアドラ、そして中山競馬場負けなしのライジングリーズンなどもチェックは当たり前といったところでしょうね。

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