今シーズンのここまでの成績(7月19日現在)は、28勝54敗2分の勝率.341といった成績で、5位の中日ドラゴンズにさえゲーム差が9と大きく話されている状況です。首位を走る広島東洋カープにはなんと24.5ゲーム差と、同じプロ野球選手が同じ土俵に立っている中で、どうしてこんなに差が開いているのかがわからないといった感想です。
ファンからも真中監督に罵声が飛んでいるようで、本拠地の明治神宮球場は連夜のごとく「やる気あるのか」や「金返せ」と、心ないヤジが飛び交っています。
ここまでの東京ヤクルトスワローズの成績で辛うじて許せる部分は、ホームゲームでは勝ち越している点。とはいっても、19勝18敗とほぼ5割の確率ということで大喜びできる成績ではないというところで、逆にいえば、ビジターでの成績は泥沼の9勝36敗と、45戦中、勝利は僅か9勝と、一般企業に例えると、出張に行くだけ赤字になって帰ってくるだけの結果といった状況になっています。数年前は優勝戦線に乗っていた東京ヤクルトスワローズが、何故ここま低迷してしまっているのでしょう?

レギュラーメンバーの戦線離脱

まず誰もが感じる点は、レギュラーメンバーの怪我による戦線離脱が真っ先に上がってきます。それも主力級がこぞって怪我に見舞われてしまっている状況です。
左足肉離れの畠山和洋、腰椎椎間板ヘルニアの川端慎吾、右有鉤骨骨折の雄平、左肩違和感の大引啓次、守護神の秋吉亮も右肩甲下筋の肉離れを引き起こし、一軍復帰は今季絶望となってしまっています。
また、現在試合に出場している選手の中でも、今シーズンの頭は怪我で戦線離脱していた選手も多く、例えば、ライアン小川も左内腹斜筋の肉離れから2軍調整を経て復帰したばかり。右太もも裏内側の肉離れを引き起こしていたウラディミール・バレンティンや、下半身の故障で約2カ月間も離脱していた先発右腕・山中浩史、右大腿(だいたい)骨の骨挫傷を患っていた正捕手・中村悠平、自打球で左ひざを打撲した控え捕手の西田明央もチームに穴を空けた末、ようやく復帰を果たしたといった状況。正直、今シーズンのここまでで、ベストメンバーを組めた試合は1試合もないのでは?と言えるくらい怪我人だらけといったのが現在の東京ヤクルトスワローズでしょう。

口先だけではなく行動を

衣笠剛球団社長は「コンディショニングサポートグループを見直しし、一大改革を行ってリハビリ部門も一つにまとめ上げ、情報の共有化を図っている。トレーナーの資質も高めた。これら(の流れ)は将来に向けても押し進めたい」などとコメントしていたようですが、他球団のコンディショニングを行う施設に比べれば、球団ワースト?と思える内容なのでは?とも個人的に思っており、オリックスバッファローズのコンディショニングを行う施設をもっと見習い、選手がシーズンを通して戦える環境づくりこそが現状打破となるのではないか?と一野球ファン、一ヤクルトスワローズファンとして思っています。
選手たちのグラウンドのプレーよりも、つば九郎のニュースのほうがネット上でアクセス数を稼いでしまっている現状では、どうにも手のつけようがなくなってしまうのではないでしょうか?

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