世界の人口は、およそ73億人と推測されています。その73億の人類には、僅か4種類の血液型しかありません。血液型は、医学の歴史の中で最も偉大な発見のうちのひとつです。なぜ偉大な発見なのかというと、医者が患者の血液型を分かっていれば、輸血でヒトの命を救うことができる確率がグンと上がるからです。血液型が発見されるまで、ヒトからヒトに輸血するという考えは、夢のような実現不可能なことと考えられていたそうです。
血液型が発見されるまでに、なんと驚くことに輸血に使う血は人間以外の動物の血を使用していたという驚愕の事実があるほどでした。当然ながら失敗という失敗を繰り返した結論が、「ヒトに輸血する際はヒトの血液を使用するべき」という今となっては至極まっとうな考えに行き着くわけですが、それまでは誰もヒトの血をヒトに輸血しようとはしてこなかったとの事。ヒトの血を輸血するようになり、手術も成功例が出るなど画期的な技術の進歩がではじめてたものの失敗例も続いたの事実でした。
そこでラントシュタイナー博士は健康な血液同士でも度々血液が固まることを発見し、自分を含む研究所にいたメンバーの血液を集めて血液が固まるパターンをマッピングしました。そして血液を赤血球と血漿に分け、それぞれの液体を混ぜる実験を行い、異なる血液を混ぜると固まる現象が特定の液体同士の間で起きることを発見します。この発見からラントシュタイナー博士は血液を3つのグループに分けて「A」「B」「C」と名前を付け、これが現在のA型・B型・O型という血液型の分類になるわけです。
更にフィリップ・レビンによってRh式血液型のもととなるRH因子が発見された事で、輸血によるヒトの死を食い止める成功例が多くではじめ現在に至っているようです。
そう、人類73億人もいますが、A型、B型、O型、AB型の4種類が今の医学で発見されている血液型という事になります。

さて、その血液型。血液型毎にある特徴があるとも噂されている？
噂というよりも、行動や言動や性格に、ある一定の共通点がsるとも言われていますよね。
A型は几帳面。B型は自己中的なマイペース。O型はおおらかで大雑把。AB型は二重人格的に喜怒哀楽が激しいなどなど。
その血液型に注目して野球にも活かしたのが元祖ID野球の野村克也氏です。
これは余談ですが、その野村克也氏が監督をし楽天イーグルスを優勝に導いた時の選手には、AB型が多かったようで、「AB型は何を考えているのかよう分からん」ボヤいていたようです。
また、A型は名球会に少なく、一流選手にはなる率が低いともおっしゃっていました。
確かに、確かに、これといったA型の一流選手は出ていないのかな？と感じます。
Ｂ型　＝　長島茂雄、金田正一、野村克也、張本勲、掛布、イチロー、古田敦也、野茂英雄、清原和博
Ｏ型　＝　王貞治、星野仙一、落合博満、佐々木主浩、松井秀喜、松坂大輔
Ａ型　＝　川上哲治、田淵、江夏豊、原、ダルビッシュ
ＡＢ型　＝　桑田真澄、岩隈久志

ただ、野村克也氏はこうも言っていました。
「大成する投手は、A型が多い」！
今回の侍ジャパンの投手13名のうち、なんと10名がA型なんです。
松井裕（楽天）、菅野（巨人）、秋吉（ヤクルト）、則本（楽天）、藤浪（阪神）、増井（日本ハム）、石川（ロッテ）、岡田（中日）、牧田（西武）、千賀（ソフトバンク）
更に、海外で活躍中の投手では、田中将大、前田健太、ダルビッシュがA型なんです。
やはり、野村克也氏の目の付け所は流石という他ないですね。素晴らしく、上司にしたいヒトです。