躍動 J1復帰に貢献したエスパルスの若手選手たち

清水エスパルスが見事1年でのJ1復帰を決めました。ベテラン選手の活躍も目立ちましたが、今回は躍動し、昨年と比べて著しく成長した若手選手を4人紹介していきます。

松原 后 No.25

浜松開誠館高校から高卒ルーキーとして昨年、エスパルスに加入しました。DF陣の相次ぐケガもあり、昨年初出場を果たすと、今シーズンは左サイドバックのレギュラーの座を射止めました。まだまだ荒削りなところもありますが、恵まれた体格を生かしてセットプレーでも強さを発揮します。FWの鄭大世からも期待されているがゆえに求められることが大きく、松原自身もそれに答えようと頑張っています。シーズン後半には質の高いクロスがあがっていたので来年も期待です。エスパルスのレジェンド的存在、今シーズン限りで現役引退を表明した市川大介氏の背番号を背負い、彼を超えるような活躍を期待します。

白崎 凌兵 No.39

2012年よりプロ生活をスタートさせてその年の開幕戦に出場するもその後は、出場機会に恵まれず、カターレ富山に期限付き移籍をします。そこで武者修行して2015年にエスパルスに復帰しました。高校卒業時に争奪戦になったほどのテクニシャンで高いポテンシャルはありました。今シーズン、左サイドハーフに入ることが多かったのですが、J1に戻れたのは彼の活躍があったからといっても過言ではないくらい機能していたかと思います。9連勝のスタートとなったセレッソ大阪戦で劇的な逆転ゴールを叩き込んだのも白崎です。他クラブからの引き抜きも怖いですが来年も共に戦いたいですね。

北川 航也 No.23

ユースからの生え抜き、北川。現在プレミアリーグで活躍する、岡崎慎司がエスパルス在籍時にずっとつけていた背番号23を背負い、次世代のエースを担う北川。今季あげた得点は9点と得点王に輝いた鄭大世、大前に続くチーム3番目の成績です。ただ、北川がすごいのはすべて途中出場で決めたゴールということです。白崎が逆転ゴールを決めたセレッソ戦の同点ゴールも北川で、大前がケガをした町田ゼルビア戦で決勝ゴールを奪ったのも北川です。今はスーパーサブとしての出場が多いですが、鄭大世、大前の存在を脅かす活躍をできればJ1の舞台でも活躍できるでしょう。

金子 翔太 No.30

なんといってもJ1復帰を決めたゴールを決めた金子。シーズン後半の若手主体で臨んだガンバ大阪との天皇杯でもJ1の競合相手に臆することなく仕掛けていきました。惜しいシーンもいくつかあり、とても可能性を感じます。上背こそないものの、スピードとボディバランスに優れていて、推進力のあるドリブルが魅力です。最終節の決勝点も鄭大世方の絶妙なクロスに左足できれいに合わせるところも技術の高さを感じます。162㎝という身長を感じさせない存在感があります。明るいキャラクターからサポーターからも愛される存在です。

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