ソフトボール日本リーグ女子、ビックカメラ高崎の上野由岐子投手が5日、パロマ瑞穂野球場で行われたトヨタ自動車戦で、リーグ史上初の通算2000奪三振を達成した。

上野投手は9月11日に、豊田自動織機に在籍していたミシェル・スミス(米)が持っていたリーグ記録(1962奪三振)を更新すると、この日のトヨタ自動車戦で先発し、3回に三振を奪い、遂に2000奪三振の大台に乗せた。

女子ソフトボール界で「世界最速の剛腕投手」と呼ばれる日本を代表する選手である上野投手は、中学、高校とタイトルを次々に獲得すると、2001年に全日本選手に選出される。同時に宇津木妙子監督率いる日立高崎(現・ビックカメラ高崎)に入社。実業団チームに入ってからも新人賞、MVP、最多勝と賞を総なめ。世界を舞台にした活躍も輝かしく、2020年の東京五輪でも期待がかかる。

試合はビックカメラ高崎が5－0で勝利。9奪三振で完封した上野投手にとっては、9月10日の通算200勝に続く大記録となった。ソフトボールが復活する2020年の東京五輪に向け、まだまだ記録の更新は伸びそうです。