はじめに

みなさんはアルティメットという競技をご存知でしょうか?
格闘技?球技?
とわからない方も多い競技かもしれませんね。
今回はそんな方でも少しでもわかってもらえるように、
紹介したいと思います。

アルティメットとは

1968年に高校生のジョエル・シルバーが考案し、アメリカ合衆国ニュージャージー州メイプルウッド市のコロンビア高校で最初のゲームが行われた7人制のチームスポーツで、100m×37mのフィールドでフライングディスクを落とさずにパスをして運び、コート両端のエンドゾーン内でディスクをキャッチすれば得点となるスポーツです。

ルール

世界大会では17点先取の得点制で勝敗を決定します。他の球技にはないディスクの飛行特性を操る技術や走力、持久力を必要とすることから「究極(Ultimate)」の名前が付けられました。ディスクの特性を利用した「華麗なパスワーク」、風によって浮いているディスクを飛びつきながら掴む「ダイビングキャッチ」、コートの端まで届く「ロングスロー」などのダイナミックなプレーが魅力のスポーツです。

 アルティメットは身体接触が禁止されており、フェアプレーを最重要視したセルフジャッジ制を導入していることが最大の特徴で、選手は競技者と審判の役割を同時に求められます。プレーに参加する選手はルールを熟知した上でプレーを進め、選手同士で意見の相違が発生した場合は自分の意見と相手の意見を考慮し、自分に有利/不利ではなく事実に忠実に判断をすることが求められます。

競技人口

国内での知名度は低いが、世界では16万人以上が競技しており、日本代表は世界一に輝いたことも。大学生を中心に普及が進んでおり、今年に入って将来的に都道府県対抗戦への発展を目指す新たな大会が創設された。令和3年に関西で開かれる生涯スポーツの祭典「ワールドマスターズゲームズ」にも初採用され、念願だった五輪競技の仲間入りも夢ではなくなってきた。