東京2020公認プログラムである本イベントでは世田谷区周辺に住む約100人の中学生世代が参加しました。

イベントは2部構成で第1部では「パラスポーツ観戦」、第2部では「パラスポーツ体験」をテーマに行われました。

第1部の「パラスポーツ観戦」では、リクルート所属のパラアスリートの山口健二選手、村上慶太選手、小田島選手と助っ人選手による3on3や、ゲストの猪狩ともかさんとYouTuberの早朝シューティング部さんが車いすバスケットボールの山口選手、村上選手、小田島選手や車いすテニスの菅野浩二選手に挑戦するチャレンジ企画が行われました。

選手たちの白熱したプレーを普通に見るだけでなく、アイマスクを装着して音のみで観戦するなど様々な観戦体験を子どもたちが楽しみました。

車いすテニスにチャレンジした猪狩さんが見事なショットを打つと会場からは拍手が上がりました。

第2部の「パラスポーツ体験」ではボッチャ、車いすバスケットボール、シッティングバレーボール、ブラインドランニングの4種目の体験コーナーを中学生が4つのグループに分かれて20分ごとに3種目を体験しました。

都立光明学園の生徒が参加者にボッチャを教えたり、中学生が光明学園の生徒と対
戦したりするなど、体験を通じてお互いが関わりあう姿が印象的でした。

ボッチャを体験した中学生は
「(ボッチャは)奥深さがすごい。車いすに乗っていてもいなくても平等にできるし、みんなで楽しめるからよかった。」
と楽しそうに語ってくれました。


今回初めて開催されたパラリング「サポ育」に対してリクルートのパラアスリートであるシッティングバレーボールの田澤隼選手は
「短い体験時間で教えるのは難しかったけど子どもたちが楽しんでくれてよかったです」
と嬉しそうに語り
「次回、もしサポ育が開催されたらよりたくさんの競技をたくさんの人に知ってもらえるようなイベントになってほしい。」
とコメントしました。

第1部ではプレーの迫力にびっくりしました。
(車いすテニスを体験してみて)テニスは中学校の時にしていましたが、(菅野選手に)優しく教えていただいたので、テニスがさらに好きになりました。

自分が体験することで選手の技術力がいかにすごいかがわかりました。

(今後どう頑張っていきたいかについて)パラスポーツの楽しさを伝えていける一人になりたいです。

障がいを持っているとかわいそうと思われがちだが、障がいを持っていてもこんなに活躍している人もいるのだってことを知ってもらいたい。

ハンディキャップを背負いながらも頑張っている姿を見て、勇気をもらってくれる人がいっぱい増えたらうれしいです。

東京パラリンピックに向けて選手一同出場し、メダルを獲得できるように日々頑張っています。

今日のイベントで色々なパラスポーツを体験して好きになったり興味を持った競技がもしあれば今後ぜひ生で観戦してほしいです。

(ブラインドランニング体験者コメント)
ブラインドランニングをしてみて、周りが見えないので不安だったが、伴走者がいると、「この子がいれば大丈夫」と安心できたので、これから街で目の見えない方を見かけたら、優しく声をかけたいと思いました。

(ボッチャ体験者コメント)
体験してみたら球を投げるだけだと思っていたが奥深さがすごかった。

ボッチャは車いすに乗っていても乗っていなくても平等に体験できるし、みんなで楽しく盛り上がれるからよかったです。

パラリング、「サポ育」とは？

パラリングとは「パラ」(パラダイムシフト)+リング(輪)を掛け合わせた造語です。

人の可能性は100人100色ある中で、勇気や想いや情熱は繋がり輪になっていくことで不可能を可能にすることを意味しています。

そんな可能性の輪を広げるために、障がいの有無に関わらずパラスポーツを見て体験して感じることができるコミュニケーションプログラム「サポ育」を実施します。

「サポ育」では、人が人をサポートすることから学んでいく新しい教育のカタチで、お互いをサポートする大切さを体感してもらうことを目的に行います。

こちらのイベントは東京2020公認プログラムです。