先週の日曜日に中京競馬場にて行われた第48回高松宮記念は川田騎手騎乗の2番人気ファインニードルが先団から追走し、直線で伸びてゴール前でギリギリ交わして差し切り、遂にG1制覇を成し遂げました。強豪ひしめくメンバー揃いの中で、悲願の春の短距離王に輝いた結果となりました。2着にはハナ差で岩田騎手騎乗の3番人気レッツゴードンキが、3着には半馬身差で三浦騎手騎乗の10番人気ナックビーナスが入ったレースでした。1番人気に推されたデムーロ騎手騎乗のレッドファルクスは、最後の直線で前塞がりとなり伸び切れずに8着に終わってしまった結果でした。

レース内容

スタートはほぼ全頭揃ったカタチで、なかでも最内枠の昨年の王者セイウンコウセイが好スタートを切りました。そこに中枠のダイアナヘイローが絡み、リエノテソーロもそれに加わり、ブリザードも先頭争いに加わったところに、遅れてネロも二の足を伸ばしハナの主張をする激しい序盤でした。その後方にはナックビーナス、レッツゴードンキ、ファインニードルと表彰台を飾った三頭が固まっての追走で今思えば好位にいたと言ったところでしょうか。中団にはダンスディレクター、ジューヌエコール、レーヌミノルが並走。更に開いてスノードラゴン、シャイニングレイ、キングハートと続き、後方にはラインスピリット、ラインミーティア、レッドファルクス、そして最後方にはノボバカラといった隊列をつくりました。前半600m通過は、最序盤の激しいハナの主張もあってか33秒3とかなりのハイペース。結局セイウンコウセイがリードで最終コーナーに突入。変わらず2番手にはダイアナヘイローがピッタリとセイウンコウセイをマークし、内ラチを通って足を伸ばしてきたのがレッツゴードンキで外に進路を変えたファインニードルも脚を伸ばしてきた感じdしtq。レッドファルクスはというと、まだ後方から二頭目の位置。手は動いているものの、前との差が縮まらない状況dw更に伸びても前塞がりで万事休す。残り200mでレッツゴードンキがセイウンコウセイを交わして先頭に立つと、食い下がるダンスディレクターとの追い比べで、これにレッツゴードンキが上回るものの、外からナックビーナスとファインニードルが併せた状態で猛追。そのままファインニードルがゴール手前でグンっと伸びて1着。なんとか踏ん張ったレッツゴードンキが2着、そして惜しくも3着はナックビーナスといったレース内容でした。

ファインニードル

勝ったファインニードルはシルクロードステークスに続き2連勝。前走のシルクロードステークスでもセイウンコウセイ相手に大きく突き放した強さは本格派となってきた様相です。個人的には、ファインニードルは強いというイメージよりも負けないというイメージで、距離こそは違うものの、全盛期のゴールドアクターを彷彿させる走りかなと思っています。苦手な左回りも根性でレッツゴードンキやレッドファルクスを制してのG1制覇はお見事の一言ですね。さて、短距離路線の実績馬はここでしばらくの休養かなと。休養明けにもどのように成長してくるかも楽しみですね。

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