今週土曜日に京都競馬場にて第2回京都牝馬ステークスが開催されます。
高松宮記念やヴィクトリアマイルのステップレースとしても使われるこのレースですが、古馬の有力牝馬が動き出すことでも注目が集まります。昨年の同レースでは今週またに控えているフェブラリーステークスに出走予定のレッツゴードンキが1馬身差以上で2着のワンスインナムーンを引き離し圧勝。その2着馬となったワンスインナムーンも今年の京都牝馬ステークスに出走予定ということで、今年にかける思いは1番強いのかなと言ったところでしょうか。

アットザシーサイド
アリンナ
エスティタート
エンジェルフェイス
オーヴィレール
サザナミ
ソルヴェイグ
タマモブブリアン
デアレガーロ
ミスエルテ
ミスパンテール
ワンスインナムーン
ヴゼットジョリー

以上、13頭の出走馬です。

昨年の雪辱を今こそ!ワンスインナムーン

昨年の同レースで2着と、勝利まであともうちょっとというところでレッツゴードンキに差されての惜負をくらったワンスインナムーンも京都牝馬ステークスに出走予定です。
京都牝馬ステークス後の高松宮記念に出走も、完全に力負けといった感じでした。最終コーナーをセイウンコウセイと並走して直線を向いてからは一気にズルズルと後退一方で万事休す。結局、キレ負けというよりはトップスピードの質の違いを見せつけられてしまった感じだったのかなといったところです。
しかし2走前のスプリンターズステークスでは3着と粘った感じでした。やはりワンスインナムーンにとってスタートが全てで、ハナをスッと主張できるとレースのペースをコントロールで、マイペースに脚が使えるといった感じです。前半は比較的にはスローペースで進んではいるものの、後半にペースを徐々に引き上げにかかり、内内にいる馬が有利の働くかたちに持って行けたのは石橋騎手のうまさだったのかなと。しかし、そこからのキレとなると、レッドファルクスやレッツゴードンキに比べれば劣ってしまい、差されてしまった感じでした。今回のメンツからみても適性面、能力面だけ見れば上位に入ってくると思います。あとはスタートと内枠が引ければといったところでしょうか。

勢いある4歳牝馬!ミスパンテール

ここまで7戦3勝の3-1-0-3という戦績のミスパンテール。クラシックレースは桜花賞16着、オークス10着とパッとしない存在で、関西TVローズステークスでは10着とクラシック最終戦の秋華賞には出走叶わず。結局1600万下の清水ステークスに出走し、その悔しさバネに1着を取った感じでした。こもレースは極端にペースが遅く、後半特化型といったレース内容で、上がり3Fが33.8と刻んでいるなかで、ミスパンテールは33.3といったタイム。しかし、この時は上がり2Fの切れ味が鋭く、先日の京都記念でモズカッチャンがみせたような一瞬の脚というものが光った勝利でした。そして前走のターコイズステークスで遂に重賞制覇。まあ、中山競馬場が舞台ということで、正直今回の京都の舞台と重ねてはいけないのは言うまでもなく、ターコイズステークスもペース自体はドスローといった感じでした。ペース自体は上げ下げが結構大変だったにせよ、中団中目で待機していたミスパンテールは意外に楽に展開できていたのかなとといった印象で、結局は清水ステークスと同じパターンで上がり2F勝負の決着でキレ勝ち。しかし、今回の京都牝馬ステークスにおいて、前を行く馬がスローにはならないし、いやでも京都競馬場は縦長になりやすい感じなので、流石に上がり2F勝負とはいかないと思っています。ある程度は先行できる馬の方が今回は良い感じがするので、今のところ差し馬は連下扱いと思っています。

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