【NBA】オフのトレードの効果は如何に!~クリス・ポール編~
スター選手のトレードの効果はいかに!?
オフのトレードの効果を見てみるシリーズ。
今回はNBA随一のポイントガードのクリスポールです。
プレイヤーオプションであと1年契約が残っているポールが選んだのは、オプション行使してFAになるわけでもなく、行使をしないことでもなく、トレード志願でした。
クリスポール⇆パトリック・ベバリー、ルー・ウィリアムズ、サム・デッカー他4選手計7選手&将来のドラフト1巡指名権+金銭
ホーネッツからクリッパーズへトレードやってきて5年。5年連続で50勝以上をあげるものの、カンファレンスファイナルへ駒を進めることのなかった5年間。
私が見ていても、チームが停滞している感じがあり、チームの解体も仕方ないと思っていました。
プレイヤーオプションでFAになる噂があったポールでしたが、結果はトレード。このトレードはポール主導と言われており、クリッパーズはトレードを受け入れることで、見返り無しでポールを失うことを回避することができる。
そして、ポールにとっても今季FAでロケッツと契約するより、トレード移籍してロケッツと再契約した方が、高額の契約を得ることができる事になります。
32歳になるポールも、まだ経験のない優勝へ向けて残された時間はあまりなく、手詰まりになったチームを見切った感じです。
ポールという大物をトレードで獲得したロケッツですが、戦力としてのダメージはそこまで大きくなく、コアなメンバーを残せた形です。
トレード成立後、ここ2年MVP候補のジェームス・ハーデンが、前シーズンポイントガードに転向して、大活躍したのに、ポイントガードのポールを獲得して、共存できるのかという声でしたが、頭の良いポールなら問題ないと個人的に思っていたので、ロケッツの優勝に現実味がでたなと思いました。
期待通りのロケッツの成績
ハーデン&ポールのNBAトップクラスのバックコートコンビ擁して開幕したヒューストンロケッツ。
現在の順位はウェスタン・カンファレンス2位の39勝13敗で、リーグ全体でも2位で、1位は3年連続ファイナルに進出している、ゴールデンステイト・ウォリアーズ。その差も1.5ゲーム差と肉薄しています。
心配されたハーデンとポールのコンビも問題なく、ハーデンは平均得点で31得点オーバーでリーグ1位アシストも9.1でリーグ2位の成績。
ポールも18点オーバーに8.5アシストで、例年通りのスタッツを残しています。
この戦力をキープできれば、本当にウォリアーズを喰うシーズンになるかもわかりません。
心配は怪我だけです。
ハーデンもポールも既にケガで欠場している試合があるので、プレイオフへ向けての体調面でも調整は必要になってくることでしょう。
クリッパーズはシーズン中にエースもトレード。解体・再建に入ったか?
クリスポールがいたクリッパーズの5年間は、『クリス・ポール』『ブレイク・グリフィン』『ディアンドレ・ジョーダン』の3人を軸に戦ってきましたが、ポールがトレードとなり、エースのグリフィンもオフに5年MAX契約するもトレード。残ったジョーダンもトレードの噂は出回っています。
今シーズン、ポールが抜けてシーズン序盤怪我人続出になりながらも、勝率5割の成績を残していますが、これはもう再建モードに入った言っていいでしょう。
主力3名と過ごした5年間。
優勝候補の一角とあげられましたが、ファイナルどころかカンファレンスファイナルへ進むことなく、全員がクリッパーズを離れそうです。
これぞNBAというエキサイティングなプレーをしてくれていたチームだけに、寂しさを感じてしまいます。
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