ウオッカやブエナビスタ、そして昨年ではソウルスターリングが制している年末に行われる阪神ジュベナイルフィリーズ。牝馬限定レースにとどまらず、牡馬相手でも強さを見せつけて引退した名馬が手にしてきた王冠を狙うべく、まずはその前哨戦として設けられているファンタジーステークスが、今週金曜日に京都競馬場にて行われます。
来年の桜花賞、オークス、秋華賞を占う上でも注目しておきたいレースの1つになると思います。昨年は怪物フランケルの娘でもあるミスエルテが勝利したこのレース。今年はどんなレースになるのでしょうか。


アーデルワイゼ
アマルフィコースト
アルモニカ
コーディエライト
スズカフェラリー
スノーガーデン
ダイシンステルラ
トンボイ
ベルーガ
ペイシャルアス
ボウルズ
モズスーパーフレア
レグルドール

以上、13頭の出走馬です。

柔軟に対応が出来るチカラあり?アマルフィコースト

ここまで2戦走って思うことは強い馬だなと印象です。逃げもできれば差し出来る印象を持っており、相手関係を見た上で鞍上の浜中騎手がどう出るかといったことができるので、おそらく大崩れするタイプではないのかなと思える競走馬でしょうか。また、ダイワメジャー産駒というのが更に後押ししているのが京都競馬場での勝ち鞍も多く、1400〜1600mの距離に最も安定感のある産駒でもあります。
新馬戦では平均ペースを楽に逃げて完勝したかと思えば、中京2歳ステークスでは、比較的にスローなペースから、後ろからしっかりと抜け出す強い競馬をやってのけているので、ハイでもスローでも、そこそこの重い印を付けても問題ないかなと考えています。
タイプ的にはダイワメジャー産駒で考えるならメジャーエンブレムに近いのかなとも思っています。今回の軸として考えたい一頭ですが、コーディエライトや、ロードカナロア産駒のアルモニカあたりも怖い存在でしょうか。見応えありそうなレースになりそうです。

父譲りの差しで重賞制覇か?ベルーガ

ここまでの戦績は、8月に札幌で出走した新馬戦のみ。しかしその勝ち方がまさに父の影を見る勝ち方で、最終コーナーからの加速はピカイチ。ラスト400mくらいからのトップスピード持続力は今回のレースにおいても武器になって来るのかなと感じています。しかぢ、不安要素も多そうで、まず、ゲートが上手くないという印象。まだ1戦のみなので何とも言い難いですが、スタートで躓いた感は否めないのかなと。しかし二の足はまずまずだったのでリカバー自体はそんなに苦にはならないでしょうか。どちらにせよ、スタートが上手くいくに越したことはないですけどね。あとは、基礎スピード面とトップスピード面。いずれも平均よりは上のレベルではあると思いますが、アルモニカやコーディエライト、アマルフィコーストに比べたら落ちるのかなと感じています。その辺をどうカバーするのかはC.デムーロ騎手の手腕といったところでしょうか。

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