いよいよ始動。3歳馬王者・サトノダイヤモンドが遂に動き出します。
ライバルでもある昨年のダービー馬・マカヒキは、圧勝を期待されて出走した京都記念で、昨年の王者・サトノクラウンが立ちはだかり、サトノクラウン二連覇とマカヒキがまさかの惨敗を喫したレースとなりました。しかし3着内ということで、今年からGIとなった大阪杯の出走権はゲット。
そして今度は同年代サトノダイヤモンドの出番。前走はキタサンブラック、ゴールドアクターを負かして1着となった有馬記念以来となります。今春は天皇賞春を目標としているだけに、前哨戦と言えど負けるわけにはいかないレースとなりそうです。
今年の年末は凱旋門賞も視野に入れており、そこにコンディションを合わせていく計算となりますが、ここで圧倒的強さを見せつけれるかが見ものになります。
さて、今回はサトノダイヤモンドが軸として予想されるレースになりそうですが、その連対に名を連ねそうな相手をご紹介します。

シュヴァルグラン

昨年の同レースの王者・シュヴァルグランが今年はこのレースから始動。
昨年はタンタアレグリアやアドマイヤデウスを2.1/2馬身差の圧勝で優勝。序盤は7番手から8番手で人気馬トーホウジャッカルとアドマイヤデウスを後ろからマークしての展開。
4コーナー通過ではスルスルと順位を4番手まで上げてきて、直線で一気に加速。
最後はタンタアレグリアと一騎打ちでしたが、シュヴァルグランの脚が強くグングンとその差が開いてゴールインした理想の展開となった昨年のレースでした。
昨年の有馬記念でも同じような展開で早めに仕掛けたが、あの日のサトノダイヤモンド含む前3頭の脚が強過ぎた事もあり追いつどころか、後方からヤマカツエース、ミッキークイーンにも差されて惨敗となりました。
今度は舞台を3,000メートルにしてサトノダイヤモンドと一騎打ち。
サトノダイヤモンドも3,000メートルの菊花賞を取っているだけに、この距離も適性で問題なし。脚質も似ており、おそらく同じようなレースを仕掛けてくることが予想され、さらに言えばシュヴァルグランの真後ろにつけていきたいと思っているところでしょう。シュヴァルグランとしてもサトノダイヤモンドの真後ろでマークしたいところ。スタートで良いポジションを取りラスト勝負となりそうです。

レーヴミストラル

昨年は天皇賞春の10着を最後に、脚元の不安を理由に休養をとっていたレーヴミストラル。
復帰戦となった今年1月の日経新春杯では6番人気で出走し、いつものように後方からのレース展開。通過14番手とし、最後の直線では伸びることなく10着止まり。1着ミッキーロケットに1.6秒もの差をつけられてしまった結果となりました。
一昨年の1着となった日経新春杯の上がり3Fは33.1、今年の日経新春杯の上がり3Fは35.6と最後の伸びに怪我前に比べると不安が残るタイム。
今回は初の3,000メートルのレースとなりますが、はたしてどのようなレース展開を見せるかといったところでしょう。

四位騎手が気になる!トーセンバジル

その他、とても気になる存在としてトーセンバジル。前走のジャパンCでは伸びきれず終わったレース。そして今回ということですが、気になる理由として四位騎手が騎乗することです。大舞台で、更に、強い馬がいる中で大どんでん返しをやってのけてしまうのが四位騎手というのが私個人的なイメージ。トーセンバジル、とても気になります。
タマモベストプレイ、ワンアンドオンリーといった実力馬も出走する同レースですが、やはり軸はサトノダイヤモンドとシュヴァルグランの二頭になりそうです。
もう一頭がどの馬が来るのか?というところが今回の見ものとなりそうです。

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