今週日曜日は、東京競馬場にてジャパンカップや有馬記念を目指す素質馬が集まるアルゼンチン共和国杯が開催されます。昨年の同レースではシュヴァルグランが詰め寄るアルバートを半馬身差で勝利し、その後のジャパンカップで3着、有馬記念でも掲示板に乗るなどの好走を見せています。今年のシュヴァルグランは出走なく、既に本線のジャパンカップでも出走がほぼ確定しています。ディフェンディングチャンピオン不在の今年のレースですが、やはり気なるところは斤量差でしょうか。その斤量差をうまく活かしたいのは3歳馬や牝馬といったところですが、さて今年のレースはどのような結果となるのでしょうか。

セタブリランテス
マイネルサージュ
デニムアンドルビー
スワーヴリチャード
トウシンモンステラ
プレストウィック
ソールインパクト
カレンミロティク
シホウ
サラトガスピリット
アルバート
トルークマクト
ハッピーモーメント
レコンダイト
ヒットザターゲット
カムフィー

以上、16頭の出走馬です。

谷間の世代と揶揄されている今年の3歳馬!スワーヴリチャード

昨年の3歳馬が強すぎたといってしまえばそこまでになりますが、それにしても今年の3歳馬は弱いなというのが個人的な印象です。それを払拭したいのが、今回出走のスワーヴリチャードとセタブリランテスの二頭でしょうか。
まず、今年の日本ダービーで2着と結果を残したスワーヴリチャードですが、この秋の目標としてやってきた菊花賞には調教が思うようにいかなったようで回避。このアルゼンチン共和国杯からの復帰ということで、十分な休養ができていると言えます。その反面、休み明けのレースということで反応の部分が気になるところでもありますが、舞台となる東京競馬場との相性は良く、3戦1-2-0-0といったところ。ただこの3戦は日本ダービー含む全てが3歳馬といことで同世代での戦いであるというこです。果たして古馬相手にどこまでできるかというのが鬼門といったところでしょうか。今回、ここまでコンビを組んでいた四位騎手ではなく、M.デムーロ騎手との初コンビとなるスワーヴリチャード。スワーヴリチャードをうまく乗りこなせるかも実物の一戦となります。

不気味な3歳馬!セタブリランテス

デビューはダートでしたが、早苗賞500万下からは芝に転向しいきなりの1着。続くラジオNIKKEI賞でも1着と、ここまで3連勝で挑むアルゼンチン共和国杯といったところになります。今回が初の古馬との戦いということで、こちらもスワーヴリチャード同様に鬼門といったところでしょうか。
ここまで古馬に挑んで頑張っている3歳女王のソウルスターリングも、毎日王冠、先日の天皇賞・秋と2戦とも惨敗。古馬の実力の壁を越えることが全く出来ていない状況。さらに牡馬は、サトノアレスが富士ステークスに出走も、エピファネイアとイスラボニータの前に、まったく歯が立たなかったといった結果でした。ここまでの3歳戦線が、いかに井の中の蛙だったとい7のがわかる結果でした。
それをどうしても払拭しなければならないところで、斤量差をうまく活かして欲しいところ。今回背負う斤量は54キロ。一方、昨年2着の古馬アルバートが背負う斤量は58.5キロと、その差が4.5キロというハンデになります。この差は先日、サトノダイヤモンドが挑戦した凱旋門賞にみるように、かなりの良い条件といったところかなと感じています。
ここで3歳馬の二頭がスンナリ勝ち上がれば、ジャパンカップ出走が決まっているレイデオロやキセキとともに、古馬相手でも旋風を巻き起こせるかもしれませんね。あとは戸崎騎手がどのような手綱捌きをするかといったところ。個人的には先行には弱いイメージもある戸崎騎手なので、若干の不安要素はそこにあります。

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