今週日曜日には東京競馬場にて東京競馬場5週連続G1のフィナーレを飾る春の最強マイラー決定戦の安田記念が開催されます。昨年はサトノアラジンがロゴタイプ、レッドファルクス、エアスピネル等を一気にまくっての大勝利で幕を閉じた一戦でした。今年は昨年以上に好メンバーが出揃っており、今年はマイル界がまるで戦国時代に突入したかのような様相を呈しています。昨年の1着馬サトノアラジンは香港マイルを最後に引退、2着馬のロゴタイプもこの安田記念をラストランにしての引退ということで、昨年のワンツーが不在。ここ3年は前年に優勝した馬が必ず連対するというジンクスがあったものの、今年はそのジンクスはなし。いったいどの馬が飛び込んでくるのでしょうか。その中でも注目したいのは、昨年の安田記念では3着のレッドファルクスと、先週の安土城ステークスで叩いたことでどう出るかといったモズアスコットに注目です。

連闘が気になるものの?モズアスコット

今年4歳となり阪急杯、読売マイラーズカップと表彰台を飾って勢いに乗るモズアスコットも出走予定です。とにかく気になるのは先週の安土城ステークスにも出走しているというところで連戦になるということですかね。相手関係は非常に楽だったにもかかわらずスタートで大きく出遅れてしまったことで後方からの追走。しかし上がり3Fは32秒台を出して大外からまくっての2着といった感じで、馬の状態面は悪く無いのかなと言いたいところですね。あとは今週はどんな馬の状態面で出走出来るのかが鍵です。もともと厩舎的には連戦を視野に入れてのオープンだったと思うので懸念材料として捉えるべきかどうかは読みづらいところですが、あとはカイバ喰いっぷりなどの情報を見つつ考えたいなと。実力的には基礎スピードもトップスピードの質も申し分なく、 G1級にはあると思います。展開で考えるのならスローからのトップスピードよりも、アエロリットが作るハイペースからの再加速が好ましいかたちとして考えるべきかと。トップスピードだけで勝負となるとサングレーザーやレッドファルクスには見劣るといったところでしょうか。んー、どんな状態かなというのが今のところの個人的な意見です。

昨年は3着で今年は!?レッドファルクス

昨年の安田記念では3着と、今年7歳になったレッドファルクスも出走予定です。まず注目はM.デムーロ騎手から田辺裕信騎手に替わったところですね。今年に入って結果が出ていないということもあってか、陣営側はここに来て心機一転といった考えになったのかなと。まあ、個人的にはレッドファルクスが出走する同じレース何度も他馬上から見ている田辺裕信騎手ということですので、レッドファルクスの良さや強さは重々承知の上。問題なしかなと思っています。今年はここまで全てにおいて噛み合っていない様子だったので、府中の長い直線をどのように使っていけるのかが楽しみでもあります。個人的には大本命にしようかと。サングレーザーやモズアスコットといった同型も怖いことは怖いものの、基礎スピード、トップスピード、そしてその持久力。どれをとってもまだまだ上かなと思っています。あとは枠と、直線向く直前の位置取りになって来るのかなと。スプリント王が中距離王、そして多くの最強マイラーたちを一蹴して欲しいですね。期待です。

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