今回で58回を数える宝塚記念。6月25日 阪神競馬場11R 15時40分発走です。
今年も回避馬が続出するなかで発走となりますが、メンバー的にはある程度の名の通った重賞馬が揃ったと思います。その中で有力馬をご紹介させていただきます。
前回はキタサンブラックとゴールドアクターをご紹介しましたが、今回は外国人騎手が鞍上のサトノクラウンとシャケトラのご紹介です。
ここまで外国人騎手が優勝したことのない宝塚記念。今回でジンクスを破ることが出来るか!?

大外枠に勝機あり!サトノクラウン

先日決定した今回の宝塚記念枠組み。常に内枠を引いているキタサンブラック&武豊コンビは8枠と、なんとなく仕組まれている!?って思ってしまう引きの強さというかその他諸々、どうしても疑いたくなる抽選結果。
まあそれはさておき、何故今回のレースにおいて外枠を「引きが強い」と表現したかというと、宝塚記念は「常に雨の中の開催で重馬場」といったイメージ。今のところ、レースが行われる日曜日も梅雨の雨模様と予想されています。そうなると断然有利なのが馬場状態の良い箇所。内はどうしても荒れやすくなるため、外の道の良い箇所を走るに越したことがないということ。・・・怪しいとどうしても疑ってしまう、キタサンブラッが出走するレースの枠組み抽選。
さて、そのキタサンブラックと同じ大外枠の8枠を引いた馬が、昨年の海外G1香港ヴァーズを制し、今年は京都記念2連覇を飾ったサトノクラウンです。キタサンブラックと同じ世代の5歳牡馬とライバル関係にあるサトノクラウンは、昨年末の香港ヴァーズでは届きそうにない位置から強烈な追込みで嬉しいGI初制覇を果たしました。中長距離路線で存在感を見せている実力馬サトノクラウンにおいて、すぐ横に目標物とされるキタサンブラックがいるのはかえって好都合といったところでしょう。スタートの出足で出遅れない限り、電光掲示板は確保するどころか、香港ヴァーズ、京都記念のキレ味があれば、キタサンブラックを一蹴する力は十分に秘めています。
前走の大阪杯については、馬場状態が良すぎたため、基礎スピードというのがモロに要求されたレースだったことと、スタートでもたついていたのも大きな敗因と思います。
理想としては、重馬場となりペースは前半スローペース、3コーナー辺りから上げていくギアチェンジを多めに行われる展開。しかし、Wミッキーのように瞬発力を兼ね備えている相手では部が悪いので、残り2Fあたりではゴールドアクターとハナを競りあうかたちになれれば、キタサンブラックを一蹴、他馬が差し切る前ゴールを迎えたいところ。
馬場状態がもっと荒れろとと願うところですね。

人気が先行か!?シャケトラ

7戦4勝の4-1-1-1。
ここまでの人気オッズはキタサンブラックに次いで2番人気をつけている4歳牡馬のシャケトラ。思えば、昨年のこの時期は、ようやっと3歳未勝利戦で勝利した馬。3歳クラシックレースは未走で、同世代のサトノダイヤモンド、マカヒキ、ディーマジェスティとも肩を並べての出走はなし。それからたったの1年でグランプリレースに顔を出す存在までに成長しました。
初の重賞レースは日経新春杯。3歳未勝利戦稍重の馬場状態で出走となったメンバーには、同じ世代のレッドエルディスト、カフジプリンス、ミッキーロケットと重賞レース常連となった馬が相手となりました。ヤマカツライデンの大逃げであったため1キロ通過がかなりのハイペースとなったものの、平均通過タイムは61秒前後と、稍重のタフな状態を考えればまずまずの平均速度。基礎スピード面も要求されたレース内容となりました。結局、終始ミッキーロケットの背中をみながらのレースとなり、2キロの斤量差をもらっておきながら最後の直線もミッキーロケットの基礎スピードについていくのがいっぱいいっぱいといったところでゴール。ハナ差も斤量差を考えると、このレースは完全に惨敗といったところでしょう。
前走となった日経賞では逆に強い競馬を見せ、ポテンシャルの高いレベルにあることを証明しました。持ち味からいって、向こう正面では優位に立てるポジションまで上げつつ、残り5Fくらいからのロングスパートで後続の足を削ぎ、ラスト200mは根性で乗り切る。そんな競馬をできればゴールドアクターのような強馬でも倒せるといtら感じでしょう。しかし、この時のゴールドアクターといえば、今年初出走で若干ボンヤリとしていたと感じのレースだったので、脚を使った今勝負したら正直通用するかは・・・といったところ。どちらにしても良馬場であれば尚良いと思うだけで、個人的には人気だけが先行しているような気もしないわけではあります。

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