劇的逆転ホームランが幻に

記念すべき来日第一号ホームランが幻に・・・
6月9日京セラドームで行われたオリックスVS中日戦。
オリックスが1点ビハインドで迎えた5回裏、シーズン途中入団し、この日初出場初スタメンだったクリス・マレーロ選手が逆転ツーランホームランを放ち、来日第一号ホームランを放った!
かと思われましたが、まさかのハプニングが!
なんとマレーロ選手がホームベースを踏み忘れホームランが取り消しでアウト。
1点で止まってしまう結果になってしまいました。
記念すべき来日第一号がパー。
思わぬ形でマレーロ選手の名はオリックスだけでなく、全プロ野球ファンに轟かす結果となりました。

ミスターがホームランベース踏み忘れ第一号

今回のマレーロ選手ような、ベース踏み忘れのホームラン取り消しはプロ野球の歴史上3人目となりました。
その初めて出来事があのミスタープロ野球・長嶋茂雄さんがルーキーの年の1958年9月19日後楽園球場で行われたの広島戦でした。
1-1で迎えた五回、左中間席にライナーで勝ち越しソロホームランを放ちました。しかし、一塁ベースを踏んでいないと一塁手にアピールされアウトとなりました。
この時長嶋さんは「あの当たりがホームランになるとは思わず、全力に近いスピードで一塁を回ったため夢中だった」との事でした。
ちなみこの年長嶋茂雄さんの成績は打率.305 ホームラン29本37盗塁。
つまりあそこでベース踏み忘れさえなければ、未だに成し得てないルーキーでのトリプル3を達成できたのでした。

絶対負けられない!大事な夏の高校野球でもありました

では高校野球ではあったのか調べたら
2013年の埼玉大会3回戦和光VS鴻巣戦でありました。
9回表和光1点ビハインドの1死1,2塁の場面。
あと2人でゲームセットの場面で、和光の代打、丸山選手がレフトスタンドへ3ランホームランを放ちました。
しかし、この時嬉しさと興奮のあまりホームベースを踏み忘れアウト。得点は2点のみという結果になりました。
結果はそのまま和光が1点差を逃げ切り勝利しこのなき得ましたが、もしそこで逆転サヨナラになってたら、ベース踏み忘れをしてしまった丸山選手は悔やんでも悔やみきれなかったでしょうね。

ホームランを打ったら浮かれずにしっかりベースは踏みましょう

いかがでしたでしょうか?
ホームランのベース踏み忘れって意外とあるもんなんです。
マレーロ選手はホームイン直前にマスコットに接触した事に気を取られて踏み忘れ、長嶋さんも気にとられて踏み忘れてと、案外抜け穴があるものです。
もしホームランを打ったら浮かれず、集中してベースをしっかり踏んでダイヤモンドを回りましょう!

ちなみにマレーロ選手が踏み忘れてしまったこの日のオリックスは、ロメロ選手がサヨナラ本塁打勝利。
マレーロ選手は劇的なゲームを引き立てる役割を果たし、笑い話で済みました。
そしてその翌日、正真正銘の来日第一号ホームランを放ち、両足でホームベースを踏みました。
思わぬ形で注目を浴びましたが、鮮烈なデビューを果たしたのは間違いありません。
今後のマレーロ選手に注目です。

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