先週の日曜日は中山競馬場にてグランプリレースでもある有馬記念が開催されました。人気馬の回避が相次ぐなかで、今年のメンツが凄く心配した感じでしたが、終わってみればそこそこのメンバーが揃い、逆に予想をする側としてはものすごく難しい内容となりました。そして注目は、この有馬記念を最後に引退するキタサンブラックとクイーンズリングの二頭です。牡馬で引退レースで優勝したのはオルフェーヴル、牝馬ですとジェンティルドンナ以来となるのですが、結果は1着キタサンブラック、2着クイーンズリングと引退馬のワンツーフィニッシュで幕を閉じた今年の有馬記念でした。

有終の美を飾る!キタサンブラック

「はぁー、終わってみれば強かった」。それがキタサンブラックのに対する印象です。菊花賞を境に才能が開花といった感じでした。20戦12勝の12-2-4-2といった戦績。内G1が7勝という成績はテイエムオペラオーやディープインパクト、シンボリルドルフやウオッカに並ぶ成績。まさに今の競馬界を牽引していた一頭だったのだなと思います。個人的には、今年の宝塚記念を境に、キタサンブラック特有のしぶとさが弱回っていると感じ、それがモロに出たのがジャパンカップ。簡単にシュヴァルグランに前を行かれると、レイデオロにもあっさりと差されてしまった、そんなレース内容でした。また天皇賞秋も、武豊騎手の神騎乗に助けられたカタチでの1着。今回の有馬記念も良い枠順に恵まれたとしても微妙かなと思っていました。
レースは、これまで以上にないスタートをきって、そのままハナを主張。前に行きたかったカレンミロティクも手も足も出ないまで好スタートでした。各地点のタイムを見ても完全にキタサンブラックのペースで運んでおり、こうなると横綱相撲といった感じで、直線もモタれることなくスッとトップスピードへ。最後はクイーンズリングやシュヴァルグラン、スワーヴリチャードに詰め寄られましたが、危なげなく、自らのピリオドを有終の美で飾った引退レースでした。仕掛けたくても仕掛けられないオーラというものがあるのでしょうか。しかし、最後の最後でしっかりと結果を残したところなんて、オグリキャップのラストランを思い出させた瞬間でもありました。今後は種牡馬として注目が集められます。キタサンブラックが成し遂げられなかった海外G1制覇も仔へと引き継いで欲しいいものです。お疲れ様でした。

あのパターンでは仕方ない!ミッキークイーン

またしてもといったところで、どうしても有馬記念ではチカラが出し切れないでいるのがミッキークイーン。今回のレース的にみても、クイーンズリングがきてミッキークイーンが来ないというのでわかるように、直線のトップスピード特化型のレース内容で、基礎スピード面よりも瞬発力の決着になっていた感じです。末脚軍団の脚が活かされたのがルージュバックで、どんけつからの追い込みで、メンバー最速の34.3は1着のキタサンブラックの35.2と比べれば3Fで1秒ほど縮めてきているラップ。それに比べてミッキークイーンは35.1と、2着のクイーンズリングと同じ上がり3Fなので、それはもう詰まらないとこと。やはりミッキークイーンにとって、このパターンのレースとなると厳しい感じで、昨年のエリザベス女王杯も、今年のエリザベス女王杯も同じパターンで出し切れないパターンとなってしまうようです。強烈な逃げ馬が作るレースで基礎スピード面をめちゃくちゃ問われ、且つ、トップスピード持久力戦こそがミッキークイーンの持ち味。こう考えるとカレンミロティクが前に出ていたら、もしかすると違った着順になっていたのかも?といったところですが。もちろんカレンミロティクがめちゃくちゃ掻き乱してくれていればというところですけどね。道中、シュヴァルグランの後ろにおいてのレースでしたが、シュヴァルグランはどちらかというと最後に持ち出すタイプだから、やはり浜中騎手が思い切ったアイデアを途中で出して欲しかったなというのが正直なミッキークイーンのファンの意見です。ヨーイどんではないのは十分にわかっていると思うんだけどなぁーですね。

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Hiroyuki.K

神宮球場のライトスタンドと西武ドームの3塁側に出没する率が高めの、ホルモン(特にマルチョウ)大好き40歳です。週末は娘と散歩をするのが私にとってのストレス発散方法です。