元日本チャンピオン、武井壮さんとは?

武井壮さんといえば言わずと知れた陸上競技・十種競技の元日本チャンピオンで、バラエティ番組などにも出演されているアスリートです。
最近ではツイッター上での彼の発言がメディアでも取り上げられるなど何かと注目を集めるようになっていますが、その発言の裏には彼のストイックな生活とその実力があるからこそ。
実は武井壮さん、恐らくあなたが思っている以上にすごい人なんです。
そこで今回は武井壮さんの名言とそれにまつわるエピソードをご紹介します。

<ここで踏み出せない、とか言う奴はどこの国でも何も起こせない>
日本には夢を追うための環境がない、という意見に対しての武井さんの言葉。
これは、日本は世界でもこれ以上ないというくらいに整った環境で、遊びでも趣味でも何でも文化になっていて例えどんな細かなことも仕事になる豊かな国なんて他にはない、ここ(日本)で踏み出せない、と言う人はどこの国でも何も起こせないし成功できる環境なんかはない、前に踏み出すものにだけ開くドアがあるだけだ、という考えによるものです。
世界をまたにかけ常に自分を高めようと挑戦し続ける武井さんにとっては、環境は問題ではなく、いかに自分が恐れずに新しいことに踏み出すかが大切なのであって、日本では〜出来ない、という考え自体が出来ないことに対するただの言い訳であることに気が付かせてくれています。

才能なんて関係ない!武井さんとは努力の人!

<やれば出来る!なんてウソだと思っているやつ、才能がないと嘆いているやつ、どっちも間違いだ>
これは「頑張ったのに負けた・できなかった」で終わらせる前に、自分に勝った相手がもっと努力してもっと学んでもっと真剣に毎日24時間を強く生きていたと思えないのなら、その人にはいつまでも勝てない、という武井さんの考えによるもので、ただやればいいだけじゃなく人より何倍も努力し、常に考え、真剣に取り組まなければ、やっても勝てないで終わるだけだし、才能のせいにして片付けて逃げるのは簡単なんだという戒めでもあるように感じます。
また一方で武井さんは「才能の上下で順位がきまるのならスポーツなんて意味が無い」とも仰っていて、自身も陸上を始めたのが大学に入ってからであり一般的な陸上選手と比べると圧倒的に遅いスタートであったにもかかわらず、絶え間ぬ努力の積み重ねによって十種競技のチャンピオンになり、この名言を自ら証明してくれています。

<実力も能力も何んもないなんて一番楽しい時期じゃないか、何したって成長するんだから>
今でこそテレビに陸上競技にと大活躍されている武井さんですが、若い時の彼は今の活躍から程遠い場所で日々生活を送っていました。
武井さんは決して昔から才能にあふれたアスリートだったわけではありません。
今のように行動し活躍できるようになったのは、何をしたらいいのかわかない、何もなかった昔の自分があったからこそなんだと、教えてくれています。
まだ何もないと嘆くこれからの若い世代に向けたエールでもあり、上手く出来ない自分にうんざりしてしまいがちな私たちに対する武井さんなりの励ましの言葉でもあるように感じますね。

夢、それは叶えるのではなく一歩ずつ進んでいくもの!

<夢は叶えるとかではなく、夢の様な場所まで一歩ずつ進んでいくものだから。みんな必ず辿り着くよ、一緒に毎日進もうぜ!>
よく夢は見るものではなく叶えるものだ、と言いますが、武井さんの場合は更にその先を行く名言です。
夢は叶えるのではなく夢の様な場所まで一歩ずつ進むもの、この言葉を日々実践しているからこそ、武井さんの陸上競技での成績は今もなお素晴らしいものなのです。
事実、2015年6月に沖縄で行われたマスターズ陸上選手権では4✕100mリレーでマスターズのアジア新記録と日本新記録を更新し、次に8月にフランスで行われた世界マスターズ陸上選手権でも同クラスの4✕100mリレーで優勝するなど、今もなお着実に夢の様な場所へ向かって進んでいます。

武井壮さんは決して産まれながらの才能があったわけではありません。
あるとすれば絶え間ぬ努力が生んだ毎日の積み重ねの結果創りだされた身体能力だけです。
また自分なりのスポーツ哲学によって、才能なんか関係なく自身の身体をいかに思い通りに動かすか、というイメージトレーニングも武井さんの強さの秘密だと思います。

出来ない、うまくいかないとすぐに嫌になったり諦めたくなってしまいますが、武井さんはそれすらもまだ成長できるチャンスなんだと常に前向きに考えることによって今の彼を作り出しているのでしょう。
私達も日々の生活の中で彼のようにポジティブで人生を楽しめる考え方をしていきたいものですね。

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