以外に重要!スポーツドリンクの濃度

状況に応じて、濃い・薄い、の使い分けをすることが重要です。
たとえば、激しい運動をした後などは、できるだけ濃度の濃いスポーツドリンクを飲んだ方が良いのです。

というのも、運動するときというのはたくさんのエネルギーが必要なので、エネルギーを吸収しやすいものが好まれます。
その際、糖質の濃いドリンクを飲むことによって、糖を素早く吸収することができるのです。

いっぽう、風邪を引いて汗が出るときなどは、逆に濃度の薄めのスポーツドリンクが適しています。
汗がたくさん出ている時というのは、血液が濃くなっているので、糖質のできるだけ薄いものを取ることによってバランスを取ることができるのです。

このように、濃さによって使い分けると効率よく水分を摂取することができます。

凍らせると濃度が変わってしまう?

暑い夏の盛りなどは、ドリンクを凍らせて持っていくことってよくありますよね。
しかしそのままドリンクを持って行ってしまうと、いざ飲むときになると温くなってしまっていることもあります。
ですがやっぱり夏は冷たいドリンクを飲みたいところです。

ところがスポーツドリンクというのは、凍らせることによって濃度が変化してしまうことがあるということに注意しなければなりません。

誰しもが経験のあることかもしれませんが、凍らせて持って行ったスポーツドリンクが、一口目がとても濃く、最後の方になるとほとんど水のように薄くなってしまっていること、よくありますよね。

これは水分と糖分の凍りやすさと溶けやすさの違いであり、水分は凍りやすく溶けにくいのに対して、糖分は凍りにくく溶けやすいためだと考えられます。
糖分は早くに溶けてしまうので、凍らせたスポーツドリンクの飲み始めが濃く感じるのです。

凍らせたスポーツドリンクの濃度を調整する

凍らせたスポーツドリンクの濃度を均一にするためにはどうすればよいでしょうか。

それにはいろいろな方法が考えられますが、たとえば、いちばん手っ取り早い方法としては、凍らせたドリンクを飲む前に水を足してあげればある程度は解消されます。

最初の方が濃いので、まず水で少し薄めてあげることでちょうど良くなります。

しかしこれだと、最後の方の薄さがさらに薄いものになってしまうので、できればドリンクを凍らせるときに工夫をするようにした方が良いのです。

要するに、濃度を均等に凍らせればよいわけですから、凍り始めた時に容器を振ってあげたりすると、中の液体がよく混ざって、均一に凍らせることが可能です。

あるいは、容器を斜めにして半分だけドリンクを入れ、それが凍ったら残りの半分を入れて凍らせても効果的です。

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