女性に人気の「ジャスミン茶」

「ジャスミン茶」は、ジャスミンの花で香りをつけたお茶です。ジャスミンの花を乾燥させたものだと思っている方もいますが、ベースとなるお茶に香りをつけたお茶です。

中国茶には緑茶やウーロン茶といった分類の他に「花茶」というカテゴリーがあり、ジャスミン茶はその一種です。茶葉には香りを吸収する特性があるため、茶葉とジャスミンの花の蕾を一緒に揉み込んで香りを移します。

「ジャスミン茶」が歴史上に登場したのが清朝の中頃1800年ぐらいと言われています。茶葉は寒さに弱いため、当時の中国の北方では取ることが出来なかったため、南方にいる商人たちが北方まで茶葉を運んで売っていたそうです。しかし、道のりはとても遠いため、途中で茶葉の質が悪くなってしまいましたが、どうしても茶葉を売りたい商人は、安く買い叩かれないように、茶葉に香りをつければ高級なお茶として高く売ったそうです。

美容に効果的で、西太后に愛飲されていた!

中国は清の時代、当時の権力者である西太后は、ジャスミン茶を飲むことで自分の肌が綺麗だと信じていたため、ジャスミン茶以外は飲まなかったそうです。ジャスミンの花は当時、国の花として大事にされていたという逸話があるほど美容に効果的なお茶なんです。

「ジャスミン茶」に含まれる豊富なビタミンCやビタミンE、ミネラルなどは美肌効果のある成分です。中でも、美白に効果があると言われているビタミンCは熱に弱いと言われていますが、緑茶のビタミンCだけは緑茶のカテキンに守られてお茶として体内に取り入れることができます。美肌効果を求める方は緑茶ベースのジャスミン茶が効果的です。

リラックス効果とホルモンバランスの改善に!

「ジャスミン茶」の特徴ともいえる香りの成分、ヘンゼルアセテートは脳内の伝達物質であるドーパミンを活性化し、リラックス効果があると言われています。フレグランスとして活用しても良いのですが、お茶と一緒にアロマを感じることで、身体が温まりよりリラックス効果が得られます。

また、上質なジャスミン茶は上質な緑茶をベースにしているため、脳のα波を出すテアニンというアミノ酸が豊富です。テアニンは旨味成分であると同時にリラックス効果も高いので、カフェインの覚醒効果を消してくれます。

ヘンゼルアセテートは女性ホルモンを正常に導く効果もあり、生理痛や月経前症候群・マタニティーブルーの改善に役立つと言われています。更年期障害に苦しんでいらっしゃる方にもお勧めします。

ダイエットにも効果的!

「ジャスミン茶」に含まれるカフェインは脂肪を分解する酵素であるリパーゼを活発にさせる作用があり、血行を促進させる働きもあります。

脂肪をエネルギーに変換しながら代謝を上げるので脂肪燃焼に効果的です。さらにタンニンには脂肪吸収抑制作用があります。 また、ジャスミンの香りのヘンゼルアセテートにも脂肪燃焼を促進する効果があります。この3成分の作用の相乗効果によりダイエットに効果的といわれています。

美容に効果的!女性に嬉しい効果が盛りだくさん!

美肌や脂肪燃焼効果など、女性から圧倒的な人気の高い「ジャスミンティー」。香りもよいので、リラックスしたいときにはオススメのお茶です。いまはコンビニでペットボトルでも売ってたりしますが、直接淹れたほうが香り高いので、ぜひ試してみてください。

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