カレーやサラダ、炒め物など色々な料理に登場するニンジンですが旬な季節がやって来ました。ニンジンは肌の健康を維持したり、風邪を予防してくれるという優れた健康野菜とされていますね。今回はニンジンの持つ栄養と効果についてまとめました。

種類

① 五寸にんじん
スーパーなど店頭に出回っている一般的なにんじんです。

② ミニキャロット
サイズが10㎝くらい、直径は1~1.5㎝ほどの小さなにんじんです。

③ 金時
「京にんじん」とも呼ばれる濃赤色の長細いにんじんです。

④ 黄にんじん
肉質はやわらかく、甘味もあり食べやすいのが特徴です。生食が可能で、加熱してもきれいな黄色を保ちます。

⑤ 紫にんじん
果皮が紫でアントシアニンを含んでいます。

栄養と効果

◾️栄養
① ビタミンA(カロテン)
緑黄色野菜であるニンジンはカロテンを多く含む。カロテンは皮に多く含まれているため、できるだけ皮をむかずに食べる事がポイント。また、カロテンは加熱調理することで体内での吸収率が高くなるとされている。加熱調理の中でもボイルより油で調理する方が吸収率が良いとされているため、吸収率を高めたい場合には、炒め物か揚げ物で食べるのがオススメです。

② 食物繊維
食物繊維は腸の働きを活発化させる役割を持つと言われる栄養素で、野菜嫌いな人が不足しがちな栄養素の1つですね。

③ カリウム
カリウムは体内にある余分な塩分を排出する働きがある。このカリウムの働きにより、血液の循環が良くなる事が期待できるためカリウム不足にならないように摂取したい栄養素です。

◾️効果
① 肌の健康を維持する
ニンジンに含まれるカロテンは、体内でビタミンAに変換され作用する。ビタミンAは、発育を促進したり、肌の健康を維持したり、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能に関わったりする。また、鼻や喉の粘膜を強化する事で風邪のような細菌感染を防ぐのにも効果的なようだ。

② 便秘解消
ニンジンには食物繊維が含まれているため、腸の働きを活発化させて便通を良くする効果がある。また、脂質・糖・ナトリウムなどと吸着して身体の外に排出する働きがあることから、これらを摂り過ぎることによって引き起こされる肥満や脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・高血圧など生活習慣病の予防・改善の効果もあると言われている。

③ 高血圧予防
ニンジンに含まれるカリウムには、ナトリウムを排出する作用があることから、塩分の摂り過ぎを調節する働きがある。また、高血圧の予防にも役立つと言われています。

保存方法

人参は新鮮なものほど乾燥を嫌います。丸のままの人参を保存する際にはできるだけ乾燥しない様に新聞紙などで包み、冷蔵庫に入れておきましょう 。冬など寒い季節は新聞紙にくるんだり、箱のまま冷暗所においておいても大丈夫です。人参は水分にも弱い野菜なので、温度と湿度があるとすぐに鮮度が落ちてしまいます。夏であればラップして冷蔵庫に、冬は乾燥して人参の水分が抜けないように新聞紙に巻いて冷暗所にて保管します。人参は切った物は切り口から傷み始めるので、ぴったりとラップで包んで冷蔵庫の野菜室に入れておき、3日~4日位で使い切るようにしましょう。

マスク肌荒れのニュースを目にしますので、ニンジンを食べて肌の健康を保ちましょう。

関連するまとめ

タンパク質は一日にどれくらい摂取するとよいのか

最近コンビニでもタンパク質が含まれる商品が増えてきましたが、 タンパク質って一日にどれくらい摂取したらよいの…

食卓に彩を!「フルーツ」を積極的に食べよう!

「フルーツ」は身体にいいものが多いですね。でも、食べる時間帯によっては、その良さを最大限に引き出すこともあれ…

最近では急須でお茶をいれなくても、ティーバッグやペットボトル、粉末など、以前よりも手…

最近では急須でお茶をいれなくても、ティーバッグやペットボトル、粉末など、以前よりも手軽に緑茶が飲めるようにな…