BCAAを取り入れて持久力のあるランニングを!

栄養管理によるコンディショニングの基本は五大栄養素(糖質・脂質・タンパク質・無機質・ビタミン)をバランスよく摂取する事が大切ですが、ランニングなどの運動をする場合には特にタンパク質を積極的に摂取する必要があります。タンパク質は私たちの身体の16%をしめ、筋肉や骨を形成していますが、20種類のアミノ酸で構成されています。そのうち9種類は体内で合成不可能な必須アミノ酸で、中でもバリン・ロイシン・イソロイシンは持続性アミノ酸と呼ばれBCAAと称されます。BCAAの役割は3つあり、1つは筋肉を作ることです。(筋肉のうち30~40%を構成しています。)2つめは筋肉のエネルギー源として働くことです。そして3つめが、運動時の筋タンパクの分解を抑制しコンディションを整えることです。持久力を保つために運動の30分前から運動中にかけて2000mg摂取するのが効果的です。

BCAAの効率的でスムーズな吸収のためにサプリメントやドリンクの形で摂取するのが便利です。

クエン酸で血液サラサラ!疲れ知らずの身体を維持しよう!

クエン酸はレモンなどの柑橘類や酢、梅干しなどに含まれるアルカリ性の酸っぱい成分です。健康増進の為以外にも美容目的として洗顔や入浴剤に利用される他、汚れ落としとして掃除や洗濯にも幅広く用いられています。クエン酸の健康上良い作用としては次のような事柄があげられます。まず、疲労回復効果です。運動時に発生する乳酸の分解を促進すると共に新陳代謝を促進します。次に血流改善効果です。血液がサラサラになることにより高血圧や動脈硬化、心筋梗塞などの予防が期待でき、また女性に悩みが多い冷え性や生理痛の改善効果もあるとされています。さらには活性酸素を除去することによりガンの予防やアンチエイジングにも効果があるとされています。

ダイエット効果については鵜呑みにできない部分があります。新陳代謝を促進するという意味ではある程度効果が期待できそうですが、糖や脂肪酸のエネルギー転換を抑制するという作用もありあくまでも健康増進の目的で摂取するのが良いようです。

カルニチン摂取でダイエット?

カルチニンはもともと体内で合成されるアミノ酸の一種で食べ物から摂取した脂肪や体についた体脂肪を分解するのに必要な物質で、中でもL-カルチニンがこの役割を果たします。歳と共に体内で合成されるカルチニン量が減少していくことに加え、現在人の食生活が脂肪過多傾向であるため現在カルニチンは多くのダイエットサプリに利用されています。羊の肉の他、牛肉、鶏肉、豚肉、魚などの動物製タンパク、ナッツや果物にも含まれていますが、摂取カロリーとのバランスを考えると食品だけから十分な量を摂取するのは難しいようです。1日の摂取推奨量は1000mgまでで、スポーツや疲労回復目的の場合は300~400mg、ダイエット目的の場合は70~100mg程が望ましいとされています。

カルニチンはあくまでも、運動時の脂肪代謝を促進するものなので、サプリメントを摂るだけでは十分な効果が期待できません。カルニチンと合わせて身体を動かしメタボとさよならしましょう!

関連するまとめ

青春の味!今は亡き、なつかしいスポーツドリンク

中高生時代の部活で、よく飲んでたスポーツドリンク。いつの間にかなくなったスポーツドリンクって結構ありますよね…

運動時にスポーツドリンクの効果的な摂り方

スポーツを行うときの水分補給はタイミングが重要です。 のどが渇いたからといって一度にたくさんの水分を摂ってし…