爽やかな香りと独特な辛みと苦みが特徴の「ミョウガ」

「ミョウガ」は、爽やかな香りと独特な辛みと苦みが特徴で、夏場は薬味として人気で、食欲が無くなる夏に食べたいですね。

「ミョウガ」の食べられる部分は、実はつぼみの部分で、ミョウガとして収穫しないと、クリーム色の半透明の花が咲くそうです。一般的に“花ミョウガ”と呼ばれています。この花自体も食べることはできますが、苦みが強いのが難点なんだそうです。

若いミョウガの茎の部分は“ミョウガタケ”と呼ばれます。柔らかい茎の部分も食べることが出来るそうです。

栄養価は期待できませんが、香りや味に秘密が!

そうめんの薬味などとしては定番ですが、主役になることは少ない「ミョウガ」は、95%が水分なのでほとんどカロリーはないそうです。100gで12キロカロリー程度で、栄養価としてもあまり期待できないようです。

ただ「ミョウガ」の独特な香りや味に嬉しい効果があります。その爽やかな香りは“α(アルファ)ピネン”や“カンフェン”という成分で、植物が持つ抗菌効果や抗ウイルス、抗炎症効果が期待されます。

また、ミョウガの辛み成分の代表である“ミョウガジアール”は食欲増進や冷え対策など、夏を乗り切るために効き目があります。身体の血流を良くしてくれるのもミョウガの特徴で、カリウムも含まれていますので、体内の余分な水分を排出してくれる利尿効果もあります。エアコンの効いた部屋での冷え対策とむくみにもミョウガの成分は効果が期待できます。

「ミョウガ」を食べ過ぎると、物忘れしやすくなるの?

「ミョウガ」を食べ過ぎると物忘れがひどくなると聞いたことがありますが、これはただの迷信のようです。これは、釈迦の弟子の話から来ているそうで、釈迦の弟子の中に、自分の名前も覚えられないほど物忘れをする弟子がいて、釈迦はその弟子に名札を首からかけて覚えさせようとしたものの、その弟子は死ぬまで自分の名前を覚えることが出来なかったそうです。その弟子のお墓から生えてきた植物がミョウガで、「茗荷」には苦労を荷う(担う)という意味が込められているとそうです。

実際は、「ミョウガ」を食べると血流が良くなることが分かっているので、脳の活性化につながるそうです。物忘れがひどくなるどころか、脳にも良い影響と言えますね。

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