抗酸化作用

抗酸化作用を持つビタミンEは、活性酸素の働きを抑えて細胞の老化を防ぐ効能があります。いつまでも若々しくいたいと思う人達の必須栄養素のひとつです。
また血行を促して末梢血管を広げる効果もあり、しもやけや手足の冷え、肩こりに悩む方にも効果があります。顔色(血色)を良くする効能もあるので、普段蹴ら血色が悪いと悩む女性にはおすすめです。
内臓にはビタミンEやAも、たっぷりと含まれています。苦味はありますが、塩焼にして内臓もしっかりと摂取しましょう。

二日酔い予防に

タンパク質・アミノ酸をしっかりと含む鮎は、お酒のアテとして食べることで悪酔いや二日酔いを予防してくれると考えられます。これはアミノ酸類に肝機能を向上させる働きをもつ成分が多くあるためです。お酒を飲む前や、二日酔いの時に高たんぱく食材を摂りましょうと言われるのもこのためです。アミノ酸の一種であるアスパラギン酸はアンモニア排出を助けることで、アンモニアの無毒化を行う肝臓への負担も軽減してくれると考えられています。
タンパク質(アミノ酸)以外にも、鮎にはアルコール代謝に必要とされるビタミンB1やナイアシンなどアルコール分解を助けてくれるビタミン類が広く含まれています。ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれるビタミンB複合体の一つで、アルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素の働きを助ける働きがあります。アルコールを摂取するほど消費量が増えることも分かっており、ナイアシンが不足することアルコールの分解途中で生じるアセトアルデヒドの分解が滞って二日酔いの不快症状を引き起こしやすくなると考えられています。

骨や歯に

鮎はカルシウムを多く含んでいる魚。生100gあたりのカルシウム含有量は養殖物で250mg、天然物で270mgとなっていますから、どちらでも十分なカルシウム補給源として役立ってくれるでしょう。カルシウムは骨や歯を形成・維持するために重要な役割を担っているミネラル。成人女性であれば一日の推奨摂取量は650mgとされており、不足すると歯が脆くなったり骨密度低下による骨粗鬆症リスクが高まることが指摘されてます。極端な栄養失調などは少ない日本においてもカルシウム摂取量は不足しているという統計もありますから、お子さんの成長のサポート・加齢による骨粗鬆症予防のために意識的に摂取したい栄養素の一つです。

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