エネルギー補給、疲労回復に

イチゴは三大栄養素の中では果糖・ブドウ糖・ショ糖などの糖質含有量が高く、果物類の中では比較的多くタンパク質を含んでいます。果糖などの糖質類は比較的食べてからのエネルギー変換が早いため、エネルギー補給や疲労回復に即効性が期待できます。

加えてイチゴにはオレンジ(ネーブル)と同じくらいクエン酸やリンゴ酸が含まれています。クエン酸やリンゴ酸はエネルギー代謝に関わるクエン酸回路(TCAサイクル)内でも生成される成分ですが、クエン酸回路の働きが低下している時に外側から補うことでクエン酸回路の活発化=代謝を良くする働きがあると考えられています。糖の補給と代謝を促すクエン酸などが補給できること、そのまま食べられることから手軽なエネルギー源として優れた存在と考えられています。

妊婦さんに

いちごには葉酸が含まれています。身近に手軽に食べられるため、いちごは果物類の中で葉酸の含有量がトップとも言えるでしょう。
葉酸は女性にとって大切な栄養で、妊娠前や妊娠中には必要不可欠です。胎児の神経管閉鎖障害リスクを低減する効果があるうえに、さっぱりとした味わいがつわりの時期でも食べやすいと好評化です。
その他の効果では、血液の主成分である赤血球を作る造血作用があるので、貧血の予防に有効です。

抗酸化作用

イチゴに含まれているビタミン・ミネラル類の中で見ると、特出して多いといえるのがビタミンC。種類によって差はありますが『日本食品標準成分表』の記載数値では100gあたりのビタミンC含有量は62mgとなっており、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類を上回り青果類ではトップクラスに入ります。

ビタミンCは抗酸化ビタミンの代表格とも言える存在で、活性酸素による酸化を防ぐことで老化を予防する働きがあります。加えてイチゴには同じく抗酸化作用を持つポリフェノール類(エラグ酸・カテキン・ケンフェロール・アントシアニンなど)も含まれていますし、含有量こそ際立って多くはないもののβ-カロテンやビタミンEも含まれています。これら抗酸化物質を含むことから、イチゴは活性酸素を抑制をサポートしてくれるアンチエイジングフルーツとしても注目されています。

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