肝臓サポート

イカの代表成分として「タウリン」が挙げられます。タウリンは非必須アミノ酸の一種で、胆汁酸の分泌を促す・肝細胞の再生を促すなどの働きが報告されている成分。ラットを使った実験ではタウリンに脂肪肝の中性脂肪を除去する働きが見られたことも報告されていますから、肝機能向上や脂肪肝・肝臓疾患予防など肝臓全体の健康維持に対しても効果が期待されています。このため飲みすぎてしまう・晩酌習慣があるなど肝臓への負担が気になる方は、イカをおつまみにすると良いという説が浮上したそうです。
加えてタウリンにはアルコールの分解途中で発生し、毒性の強さから二日酔いの主原因とも言われている“アセトアルデヒド”の分解を助ける働きもあります。イカにはアルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素の働きを助けるナイアシン、アルコール脱水酵素がアルコールを分解するときに必要とされる亜鉛も含まれていますから、悪酔いや二日酔いの予防・軽減にも効果が期待できます。

疲労回復に

イカは三大栄養素のうちタンパク質の含有量が多く、アミノ酸スコアも100とされている食材です。このアミノ酸の中には筋肉増強・疲労軽減に有効とされているBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)や、クエン酸回路を活発化し疲労物質の分解をサポートしてくれるアスパラギン酸なども豊富に含まれています。これら成分の働きで運動による筋肉量アップのサポートに役立つと考えられ、疲労耐性を高めることで疲れにくくなる・筋肉痛予防などにも期待されています。

ダイエットのお供に

イカは低脂質・低糖質・高タンパク食材と言えますから、ダイエット中のタンパク質・アミノ酸補給源としても役立ちます。運動と組み合わせて摂取することで効率的な筋力アップ・脂肪燃焼促進効果が期待できますし、筋肉量が増えて代謝が高まることで太りにくい体質作りにも繋がります。ナイアシンやビタミンEなど血流を促すビタミン類も多く含まれていますので、合わせて基礎代謝向上も期待できるそうです。

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