今週末は春のマイル女王決定戦の第13回ヴィクトリアマイルが東京競馬場にて開催されます。ミッキークイーン、クインズリング、ルージュバックなど、牝馬を代表する強馬が去った今年はどうなることやらと思っていましたが、彼女らの陰に隠れて実力をつけてきた馬たちが開花した感じで、とても均衡した牝馬の争いになっているのかなと個人的に感じています。4歳以上牝馬限定のこのレース。昨年はアドマイヤリードが直線で突き抜けて勝ったレースで、そのアドマイヤリードも今回はディフェンディングチャンピオンとして名を連ねています。今年は昨年以上の強馬が揃った感じで、牝馬限定のグランプリレースのような感じになりそうですね。その中で成長著しい4歳馬の二頭に注目。今回はなかなか勝ちきれずにシルバーメダルコレクター状態にあるレッツゴードンキと、人気のないレースこそ浮上してくる不気味な存在のデンコウアンジュにも注目ですね。

勝ちきれるか!?レッツゴードンキ

勝利は2017年2月18日の京都牝馬ステークス以来となり、約1年以上勝利の美酒を味わっていないレッツゴードンキも出走予定です。桜花賞馬でもあるレッツゴードンキですが、善戦馬になりつつあるなーと。どこかイスラボニータに重ねて見えてくる今日この頃ですが、それでも前走の高松宮記念はなかなか強い競馬だったのかなと。勝ち時計が非凡な結果だったと言うのもあるかもしれませんが、その中でうち内をロスなく立ち回り、しぶとく差しこんだ感じで、勝ったファインニードルに関しては、それ以上のものをやってのけられたとしか言いようがない2着でした。結局、セイウンコウセイやダンスディレクターを置いてこれたとういうのが何よりといったところでしたね。あとはレッツゴードンキにとってのマイルがどうかなといったところが疑問点だけですかね。桜花賞の勝利は超どスローからのトップスピード特化戦。トップスピードを問われるレースになればもちろん急浮上といったところですが、今回はアエロリットなど基礎スピードをガンガン利用してくるメンツも多いのと、ミスパンテールやラビットラン相手にマイルのトップスピード特化戦となっ場合は今のレッツゴードンキではやや劣ってしまうのかなと。個人的には思い切って消しも考えています。

不気味な存在!デンコウアンジュ

昨年のヴィクトリアマイルは11番人気ながらも後方から脚を伸ばしての2着となったデンコウアンジュも出走予定です。昨年のワンツースリーフィニッシュが今年も出走と言うことで、ある意味でのリベンジ戦にはなってくるとは思うのですが、昨年以上のメンツかなと言うにが個人的な感想です。勝利からしてみれば2015年のアルテミスステークス以来となるので、そこからするとかなり勝利からは遠のいてしまっているのですが、何ですかね?とても不気味な印象で、例えて言うなら牡馬戦のルージュバック的な感じで、来ないだろうなと思うとスッと外から抜け出てくるような印象を持っています。昨年のヴィクトリアマイル同じ感じで、外から抜けて出てきてる馬がいるなと思ったらデンコウアンジュでしたし。実力的なことを考えると連対はないとは思うのですが、昨年のようなことがあると怖いので、とりあえずは絡めてみようかなといった具合です。

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