体力向上

アスパラギン酸はアスパラガスから発見されたことで命名されたそうです。
アスパラギンはアミノ酸の一種で、クエン酸回路に働きかけて効率的にエネルギーを作り出す効能があります。
アスパラギン酸はグリコーゲンの生成を促す働きもあります。グリコーゲンはエネルギーを一時的に貯蔵するために作られる多糖類で、運動時や食事が取れない時などにエネルギーとして変換されます。つまりグリコーゲンの不足=スタミナ不足となるため、グリコーゲン生成促進作用のあるアスパラギン酸を含むアスパラガスはスタミナ向上効果も期待されています。

むくみ対策

疲労回復に役立つ意外に、アスパラガスに含まれているアスパラギン酸には不足しているミネラル(カリウム、マグネシウムなど)を細胞内へ送り届ける働きがあります。体液は水分とミネラルを原料とした電解質(イオン)で構成されていますから、不足分を補給することで体液のバランスを整えると考えられています。また尿の合成を促進する働きもあり、タンパク質の分解によって生じるアンモニアが体内に蓄積されないように体外への排出を促す働きもあります。
アスパラにはアスパラギン酸だけではなく、ナトリウム濃度を調節するカリウムも比較的多く含まれています。GABAもまた腎機能や肝機能の改善効果が期待されている成分ですから、むくみ改善や体が本来持っている解毒機能を高める働きが期待出来ます。様々な成分の複合効果から、アスパラガスはむくみ予防・緩和やデトックスに有効とされています。ヨーロッパではアスパラギン酸を豊富に含むアスパラの根部は天然の利尿剤として利用されているそうです。

血管補強

アスパラガスにはルチンという栄養も含まれています。
ルチンには毛細血管を補強し、全身に栄養や酸素がしっかり行き渡るようにサポートする効能があります。
また、血管の流れを正常化することで、動脈硬化や高血圧などの病気を予防します。
さらにルチンはポリフェノールの一種であるため、強い抗酸化作用があります。ルチンの持つ抗酸化作用により、老化防止やがん、生活習慣病の予防などの効能が期待できます。

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