美白効果

野菜類のなかでも、トップクラスのビタミンC含有量を誇る菜の花。比較するとピーマンやキャベツの含有量には劣りますが、洋種のなばなよりも多く含みます。
ビタミンCといえば、特筆すべきはその美白効果。シミやくすみの原因となるメラニン色素の生成を抑制するだけでなく、できてしまったメラニン色素を分解する効能もあります。
ビタミンCの効能にはストレスを解消する働きも期待されます。ストレスの多い現代では重要な栄養素ですね。
なお、水溶性であるビタミンCはおよそ400mgで飽和状態となり、体内で蓄えておくことができません。そのため、毎日の食事からきちんと摂取を続けていかないと、ビタミンCが不足してお肌にシミやくすみができやすくなります。

菜の花の辛味成分には

菜の花は、辛み成分の「イソチオシアネート」と、苦み成分の「ケンフェロール」と呼ばれる成分も含みます。
「イソチオシアネート」は菜の花の蕾の部分に多く存在し、大根、キャベツなどのアブラナ科の野菜に含まれる辛み成分です。
イソチオシアネートの効能は、血液の流れを良くして血栓予防に優れています。抗酸化作用もあるため癌や生活習慣病の予防にも有効です。イソチオシアネートの効能にはこのほかにも、咳止め効果、解毒や殺菌作用などに働きます。
苦み成分である「ケンフェロール」の効能では、脂肪の燃焼効果が期待できますので、ダイエットや肥満の予防につながります。これはミトコンドリアの働きを高めるとして、体内のエネルギー代謝を促進する効果や効能が期待されているからです。
さらにケンフェロールの効能には内臓の働きを良くする作用もあるので、免疫力をアップしてくれます。

豊富な栄養素

菜の花は、他の野菜よりも含有量の高い栄養の種類が数多くあります。
ビオチンの含有量も、野菜類のなかではトップクラスです。菜の花を食べることで、ビオチンを手軽に補給することができます。
ビタミンB群の種類も多く、その中でもビオチンは葉野菜の中ではモロヘイヤの次に豊富な量です。ビオチンは別名「ビタミンH」とも呼ばれる栄養で、白髪や薄毛予防の効能や効果が注目されています。
また、カルシウムや亜鉛、リンといった不足しがちなミネラルも比較的多く含んでいます。骨を丈夫にしたり、味覚の維持するなどの働きがありますが、ビタミンB群同様に、三大栄養素をエネルギーに変えるために必要な栄養です。

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