温泉の関節リウマチに対する効果や、泉質と効果の関係性についてまとめました。

温泉が関節リウマチに良い2つの理由

温泉の関節リウマチに対する効果は主に次の2つです。

温熱効果
身体を温める事によって、血行を改善し関節の痛みを和らげてくれる作用があります。

浮力による作用
水が持つ浮力によって身体にかかる負荷を軽減させます。この作用によって、痛みを軽減させてくれます。ちなみに、温水プール等の場合は身体も動かす事ができるため、無理の無いリハビリとしても効果的です。

関節リウマチにいい温泉の種類

温泉の中には「療養泉」と呼ばれる、特定の種類の病気の改善に効果がある温泉があります。あくあまでも「改善」なので、病気が治るわけではない事を覚えておきましょう。

温泉の関節リウマチに対する効果は、「温熱効果」によって血液の流れをよくし、こわばりや痛みの要因を解消する意味が強いです。

ですので、基本的には「温泉の種類」や「泉質」に左右される事はなく、どのタイプの温泉に入っても一定の効果が期待できます。

リウマチはどの温泉でもOKですが、特に良いとされるのが放射能泉で、いわゆるラドン温泉です。温泉に含まれている微量の放射線が、炎症に効果的と言われています。

また、酸性泉や硫黄泉は、アトピー性皮膚炎等の改善が期待できる一方で、皮膚が弱い人が入ると逆に皮膚炎を起こしてしまう場合もあります。

特に、高齢者で皮膚乾燥症がある場合には状態を悪化させてしまう事があるので、避けた方が良いでしょう。

温泉への入り方

関節リウマチで温泉に入る場合は、ややぬるめの温度に長い時間入る事が良いとされています。

具体的には38〜40度程度の人肌よりちょっと高めの心地よい温度に、15〜20分程度の時間をかけて入ります。

温泉地の温泉には、やや高めの温度設定のされたタイプのものも多いので注意が必要です。また関節等を動かしにくい場合は、補助となる支えがあるか? 無理な段差はないか?等も調べておくと良いでしょう。

温泉を使わない方が良い場合

関節リウマチで温泉を利用する場合にはいくつか注意すべきポイントがあります。

まず、急性関節炎のようにまだ腫れがおこっている状態の場合には入ってはいけません。この場合は、腫れがひいて落ち着いた段階になってから利用します。

また「発熱」「衰弱が進んでいる」「出血」「その他の病気がある」などのような場合にも、禁忌となります。

これらの疑いがある時に、温泉を利用したい場合には、専門医の指示に従って正しい方法で利用するようにします。

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