サマー2000シリーズの七夕賞、函館記念、小倉記念、札幌記念、そして最終戦の新潟記念が先週末に開催。結果は小倉記念も制したタツゴウゲキが辛勝で、今年のサマー2000シリーズ王者となりました。2位のサクラアンプルールは出走することなく9ptsの差で敗れた感じです。これで夏のステイヤーたちの闘いは終了。みなさんの夏競馬2000シリーズはいかがですたか?私はボチボチといったところでしょうか。

サマー2000シリーズ王者!タツゴウゲキ

正直なところ、まさかのタツゴウゲキというのが私の印象というか意見となります。
今回のメンツから考えるとペースはローで落ち着くかなと読んでいたこともあり、タツゴウゲキが結果を出しているレースは厳しい流れからの叩き合いで競り勝つというのがセオリー。となると、今回の新潟記念では頑張っても掲示版くらいかなと。結論から言うと、この時点で大きく読み違えていたと言うことになりますね。1番枠を引いた時点で、前塞がりとなって結局は埋もれた状態で終わるとも読んでいたので完全にアウトでした。
さてレースはというと、1番枠から好スタートを切って、まさかの先行策で押して行きました。こうなるとおそらくペースは緩やかな展開になるのかなと思いきや、ウインガナドルがありえないくらいのハイペースに持ち込み、予想とは大きく違った展開となってしまいました。全体的に縦長とまではいかない馬群を作った状態での直線。厳しい流れを得意とするタツゴウゲキが、この日も叩き合いを制して、小倉記念に続きサマーシリーズ2度目となる重賞制覇。サマー2000シリーズ王者に輝きました。
ここ最近のタツゴウゲキに関して言えば、叩き合いとなれば必ずといって競り合いに勝っているなといったイメージで、特別にこの能力がというのがない代わりに、根性だけが取り柄といった感じですかね。ただ、重賞レースを連続して勝てるというのは、ある程度の総合力があってだからこその快挙。ここは黙って祝福するとします。

強さを見せたが!?アストラエンブレム

今回の新潟記念で感じたことは、この馬は強いんだな再認識できたところです。結局、どんなレース展開で流れても、しっかりと結果出してきています。この流れでいけるのであれば、G1馬相手にやっても面白い実力をつけてきたのかなとも思い、ホープフルステークスあたりに出ても、ソコソコの結果残してくれつのでは?と期待も持てます。あとは騎手の問題にもなってきますが、G1ともなればデムーロが他の馬に騎乗するだろうし、お互いを知り尽くしてきたパートナーで挑めないというハンデはありきかなといったところでしょうか。
さてレースですが、11番枠から順調にスタートを切って無理なく押すことなく流れて中団外目のポジションでレースを展開。想像以上の早いペース流れますが、基礎スピード面でもついていくことができており、ただし、序盤から中盤で脚を使ったことにより最後の直線では突き抜けることができない状況。それでも粘るウインガナドル、カフジプリンスを差し、タツゴウゲキには届かなかったものの結果2着は立派といったところでしょう。
1番人気の権威を維持できた、そんなレース内容でした。
出来れば流れ的にはスローであればあるほど歓迎な馬と思います。しかし今回の新潟記念の早いペースでも十分にその力を発揮してくれているので、今後は追い込みに拘らず、中団で待機からの差しでも十分に面白い一頭かなとも思えます。

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