8月6日(日) 小倉競馬場 11R 小倉記念 芝2000m

今週末は小倉が熱い。8月6日の日曜日、15時35分出走予定の11R 小倉記念 芝2000mが開催予定です。名称は農林水産省賞典小倉記念。秋のG1の調整に向けて早くも始動する重賞馬も多く、またこの小倉記念をステップにG1に参戦する馬も多いです。ここ最近ではサトノのブレス、過去にはドリームジャーニーといった重賞馬も参戦している夏の競馬の札幌記念に次ぐ盛り上がりのあるレースかと思います。
昨年は、今年も出走予定のクランモンタナが、これまた今年も出走予定のベルーフを制し優勝。終始前からの競馬で後続を蹴散らした感じでの勝利で幕を閉じました。
今年はどんな展開が待ち受けているのでしょうか。それでは出走予定馬を見てみましょう。


カフジプリンス
クランモンタナ
ケイティープライド
サンマルティン
シャドウパーティー
ストロングタイタン
スピリッツミノル
タツゴウゲキ
バンドワゴン
フェイマスエンド
フェルメッツァ
ベルーフ
ヴォージュ

以上、13頭の出走予定馬となります。

和田竜二騎手とのコンビで初重賞馬制覇なるか!?バンドワゴン

2014年にクラシック有力候補とされていたバンドワゴンも今年で6歳。新馬戦では、後に皐月賞や有馬記念で2着となるトゥザワールドを置き去りするほどの潜在能力の持ち主が今年の小倉記念に出走予定となります。
3歳クラシック前哨戦のきさらぎ賞ではトーセンスターダムにアタマ差で敗れたものの、皐月賞制覇に向け狼煙をあげた矢先の脚部不安で、2年もの間休養に入ってしまったバンドワゴン。芝コース復帰戦となった長久手特別で圧巻の競馬を見せて、我々競馬ファンに完全復活を見せてくれました。
前走の鳴尾記念では5番枠からまずまずの好スタートをきるものの、武豊鞍上のステイインシアトルがハナを主張。3番手からの追走となりました。ペースはスローで動き、道中も特に仕掛けることがなかったバンドワゴンですが、このレースにおいて、武豊騎手&ステイインシアトルコンビが絶妙なペース配分をしており、ジワジワと加速していく、何段階もギアチェンジが要求されたレースでした。ゆっくりに見せて実はジワジワ上げていったステイインシアトルに完敗といった感じで、言ってみれば基礎スピードを完全に要求されたレースだったのかな?と思います。それに対応しきれなかったバンドワゴンですので、前走の結果と今回のメンツを見る限り、ちょっと厳しい部分もあります。しかし、今回ハナを主張しそうな馬がバンドワゴン以外に目立たないため、まずはスタートをきっちり決めることが大事で、自分のペースに持ち込めたらもしかすると3着以内に入れるのかなとは思っています。ただ、あまりにもスローで3コーナーからのロングスパート戦となれば、2年連続2着のベルーフや、ストロングタイタンの得意とする形にハマるので、ジワジワとペースを上げて、ラスト200mまで踏ん張れるかが勝負となってくるのかなと思います。
ただ強みとしては、鞍上が和田竜二騎手という点。小倉記念においての和田竜二騎手は複勝率が高めで、小倉競馬場を知り尽くしている1人とも言えます。バンドワゴンが故障するまでの3戦全てでコンビを組んで、全て1着を獲っているだけに、どうしても期待したくなるのが今回のバンドワゴンです。

驚異の追い込みで制覇なるか!?ストロングタイタン

このメンバーを見る限りではストロングタイタンが頭1つ飛び抜けているのかな?と感じます。確かに昨年の小倉記念を制したクランモンタナもいるが、イマイチわかりにくい馬ではあるし、今年8歳といっても障害レースまでこなせるスタミナはある。でも・・・といったところです。また2年連続2着のベルーフも脅威ではありますが、タイプ的には似ており、同じ条件の馬場でやらせれば、間違いなく現状ではストロングタイタンの方が上かなと。今年の小倉記念において、大逃げをするような逃げ馬不在で、バンドワゴンがペースを握るとなるとスローで展開されることが大きに予想できます。こうなることを予想できるのであれば、鞍上予定の川田騎手がスタートから下げすぎることなく、先行からやや後方の好位置に着けれることが出来、3コーナーあたりから前が動き出す前に先に仕掛けられればストロングタイタンのペースに持ち込め、少し長いスパートとなるとは思うものの、ストロングタイタンのトップスピード戦持ち込めれば、今年の小倉記念はストロングタイタンが制覇できるのかな?と睨んでいます。どちらにしてもスタートは重要で、できれば内枠を引ければ尚良しといったところでしょうか。あとは当日の馬体重と雰囲気といったところで、対抗はカフジプリンスあたりかもと思っています。

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