超ハイレベルと言われているここまでの3歳牝馬勢。桜花賞はレーヌミノルが獲り、そしてクラシック2戦目の牝馬優駿(オークス)となりました。先に行われた3歳クラシックの皐月賞に出走し大敗を喫したファンディーナは、牝馬優駿(オークス)は回避し、秋の秋華賞に標準を定めつつあるため、怪物の娘・ソウルスターリングとの直接対決はお預けとなりました。
こうなるとソウルスターリング1番人気、そして対抗はリスグラシュー、アドマイヤミヤビ、レーヌミノル、モズカッチャン、フローレスマジックといったところでした。
また、ディアドラやカリビアンゴールドなどの伏兵の存在も騒がれている中での発走となりました。

女王奪還!ソウルスターリング

14戦 14勝と一度も負ける事なく引退した父・フランケル娘が遂に雪辱を果たしました。
無敗で挑んだ3歳牝馬クラシックの1戦目・桜花賞では、屈辱に3着。2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルFでは流石はフランケル産駒と唸らせる走りを見せつけていただけに、我々ファンからして桜花賞の3着は大敗と見なしていました。
そして名誉奪還をかけて出走した牝馬優駿(オークス)。
好スタートを決めることもでき、またフローレスマジックがハナを取ってくれたので、無理せずに先行集団2列目のポジショニングでレースを進めて展開でした。
前半はかなりのスローペースとなったので、騎乗していたルメール騎手が3コーナー付近で早くも手が動くとソウルスターリングも反応し、内にいたポジションから外へ流れ始め4コーナー通過の時点では2番手の好位置に。そこから更にギアチェンジをし、最後は最内から伸びてきたモズカッチャンに差を縮められるも、更にそこから二段階目のギアチェンジで差を開けて圧巻のゴールイン!見事、女王奪還と、春の雪辱を果たしたレースでした。
この勝利は、馬単体の強さもありますが、このレースの全貌を先読みできたルメール騎手の手腕にもあるのかなと感じました。
ルメール騎手は、先週のヴィクトリアマイルに続き、二週連続GI制覇。勢いに乗ったルメール騎手、今週末はレイデオロ日本ダービーを獲りにかかります今週末も楽しみです。

やはり勝ちきれない!アドマイヤミヤビ!

報知杯弥生賞のカデナ、NHKマイルのアエロリットにも勝っている強さ。それでも何故か勝ちきれていない、まるでサウンズオブアース的存在に収まりつつあるアドマイヤミヤビ。
今回はスタートがやや出遅れたものの、元々が追い込みを脚質として持っているため、そこまで重要な点ではなく、いつものように後方集団で収まりレースを展開。道中、超スローペースとなったので、各馬3コーナー辺りから先団との差を縮め押し上げていくなか、アドマイヤミヤビも団子状態となった馬群に押される形で押し上げていきました。4コーナーでソウルスターリングがギアチェンジをし、一気に加速していく中、先を越されたアドマイヤミヤビは外へ押しやられ、前が空いて直線でようやっとギアチェンジ。
上がり3F33.9と出走メンバー最速も、3着争いがやっとで、最後はディアドラを捉えるのが精一杯状態。結果3着と、またもやモテる実力を出しきれずに終わってしまったレースでした。ただ、1つの収穫として、アドマイヤミヤビが叩き出して33.9のラップタイプは、今後距離を伸ばしてもやっていける可能性があることを証明してくれたのかもしれません。
3歳牝馬クラシックも残るは秋華賞残り1席のみ。距離を2000mとやや短くなるレース。このままファンディーナ待ち受ける秋華賞に出走するか、はたまた標準を古馬との対決・エリザベス女王杯へと向けるのか?今後の動きにも注目です。

桜花賞馬!レーヌミノル

桜花賞のレース展開は100点に近い競馬で、今回のレースは30点くらいと思います。
もともと距離適性ではないと馬の立ち姿から騒がれていたものの、ディフェンディングチャンピオンとして出走した今回の期待は意外にも大きく、人気オッズは4番目。
そもそも基礎スピードが早い馬ではないので、先行駆け巡るレースに持っていけないと厳しい馬ではあるので、距離に自信があるのであればソウルスターリングの前を確保しておかなくてはならなかったのでは?と思いました。末脚にかんしては数字で現れているように上がり3F35.8は出走メンバーの中でも後方レベルにあるラップタイム。
スタミナ面懸念材料と基礎スピードもやや劣るレベル。おそらく来年の今頃はマイラーとして活躍されていることが予想されます。皆さんは、今回のレースを観てレーヌミノルをどうとらえましたか?

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Hiroyuki.K

神宮球場のライトスタンドと西武ドームの3塁側に出没する率が高めの、ホルモン(特にマルチョウ)大好き40歳です。週末は娘と散歩をするのが私にとってのストレス発散方法です。

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