先週末までの東京競馬場といえば、NHKマイル、ヴィクトリアマイル、オークス、日本ダービー、安田記念と、怒涛のG1レース5連戦が行われ、とにかく毎週超満員御礼状態と大いに盛り上がっていました。安田記念も終わった事により、これでひとまず春のG1戦線が終了。6月末のオールスター戦・宝塚記念を境に秋のG1トライアルが徐々に始まるといった感じですね。
さて、そんな中、今週末も東京競馬場は熱くなりそうです。
1983年に、日本ダービーが50回を迎えたのを機に、東京競馬場と英国ダービーを開催するエプソム競馬場が姉妹競馬場として提携した際にはじまったのが、今週末に行われる「エプソムカップ」です。
芝 1800m サラ系3歳以上が出走資格となる同レース。昨年は現段階でリーディング3位の戸崎圭太鞍上・ルージュバックが勝っています。過去をさらに遡ると、エイシンヒカリ、ディサイファ、クラレント、アドマイヤカイザーなどなど、G1制覇とまではいっていませんが、重賞レース常連組が常に勝ってきているレースのようです。
今年は19頭が出走予定となっています。以下が出走予定馬です。

アストラエンブレム
カムフィー
クラリティシチー
クラリティスカイ
タイセイサミット
ダッシングブレイズ
デンコウアンジュ
トーセンレーヴ
ナスノセイカン
バーディーイーグル
パドルウィール
ヒストリカル
フルーキー
ベルーフ
マイネルハニー
マイネルミラノ
メドウラーク
リーサルウェポン
レッドレイヴン

以上19頭です。

安定力は抜群か!?アストラエンブレム

今回の出走予定馬みたところ、1番人気のオッズをつけそうなのはアストラエンブレムでしょう。ここまでの戦績は11勝5敗の5-2-1-3です。
連対率を見るところ非常に安定しており、大崩れはしにくいと予想できます。
脚質は追い込みを得意とする馬ですが、基礎スピードは決して早くない馬と思います。できれば楽に前方の方で競馬ができればチャンスは巡ってきそうです。故にどスローな展開が好ましいかなと感じています。前半は楽に、そしてラストのトップスピード勝負となる展開にデムーロがどう持ってこれるかが鍵となるのは間違いなさそうです。2走前の大阪城ステークスでみせた上がり3ハロン32.8の末脚をみせてくれることを期待です。
今週末は雨も予想されている天候なので、先週末のように超高速馬場とはいかないかも知れません。稍重となっても、そこまで馬場を気にすることもないかな?と感じています。

前走ではアストラエンブレムを制し1着!タイセイサミット

上位人気が予想されるタイセイサミット。
ここまでの戦績は14戦5勝の5-3-2-4です。前走となったメイステークスでは今回のエプソムカップで出走する何頭かの馬と競り勝っての勝利。こうなれば勿論期待はされて間違いなしと思います。もともとが2000mもこなせる馬なので、東京競馬場の1800mに必要とされるスタミナ面のスキルもパスできると感じています。先週のステファノスやアンビシャスのように、脚質が差しとなれば力を出し切る前にレースが終わる可能性も十分に考えられますが、タイセイサミットの脚質は先行逃げ切りタイプ。基礎スピードもそこそこある馬だけに期待は持てそうです。更に、今週末に予想される雨が降れば、得意とする馬場状態に持ってこれるため、ライバル馬との違う走りも見せつけてくれそうな予感もしています。
いずれにせよ押さえておきたいですね。

ダイワメジャー産駒の呪縛を解き放てるか!?

今回ご紹介した二盗に共通しているのがダイワメジャー産駒ということです。何が言いたいかというと、1800mの東京競馬場は得意としているのがダイワメジャー産駒。それなら問題ないと思いますが、実は重賞レースでは勝てないのもダイワメジャー産駒となっています。
マイルまでの重賞レースでは強さを見せるダイワメジャー産駒も、1800m以上の距離となると、なんと1勝のみ。このデータをどう見るかは各々考えてみてください。
更にもう1つ共通しているのは、ローテーション問題です。
前走は共にメイステークス。このメイステークスからのローテーション組がエプソムカップでの勝率が悪く0-0-0-10という戦績です。
さあ、どう読みますか?このデータを!

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