2年に1度開催される世界卓球選手権大会。日本人選手が大活躍しています。
リオデジャネイロオリンピックでの勢いそのままに男女共に快進撃を続けていますね。
卓球に興味はありました。ただこれまでは、やっているから見ていたり、日本人だから頑張れなど、ちょっと思い入れが少なかったですかね。
ただ、2012年のロンドンオリンピックでの女子団体の銀メダル獲得の活躍の時あたりから、
かなり思いを込めて応援し始めた気がします。
その4年後の2016年リオデジャネイロオリンピックでの活躍はまだ記憶に鮮明に残っています。
男子団体の銀メダル、女子団体の銅メダル、水谷選手の個人銅メダル。ここから更に
自分自身も俄然注目し始めましたし、世間もかなり注目して見るようになったのではないでしょうか。
そして今回の2017年世界卓球選手権大会。もう開幕前から楽しみにしていました。
その楽しみの中心は日本人若手の台頭です。

水谷隼vs張本智和

もうこの試合は現日本のエースと未来のエース対決でした。
リオデジャネイロオリンピック男子シングルス銅メダリストの水谷隼選手と13歳ながら成長著しい張本智和選手。
試合前の水谷選手は「立ちはだかる敵は蹴散らすだけですよ」と話していました。
一方の張本選手は「強くないと水谷さんと試合ができないので、自分の成長を少し感じます。
1人の選手として、全力で勝ちにいきたい」と謙虚に話しており、勝機は「5%」とも言っていたそうです。
試合が始まると1、2ゲームと張本選手が台上から果敢に攻め込み水谷選手を圧倒。課題でもあったフォアの威力、安定感ともに良く、アグレッシブに水谷選手を攻め立てていました。水谷選手は張本選手の速さについていけず、防戦一方の展開が続きました。
3ゲーム目も張本選手の勢いは止まることなく怒濤の連続攻撃で水谷選手に逆襲のチャンスを与えず、このゲームも張本選手が奪取し、一気に王手をかけました。
4ゲーム目こそ水谷がタイムアウト後に逆転し、1ゲームを奪い返しましたが、5ゲーム目も流れは変わらず、張本が選手一歩も引かずに攻め切り、最後は素晴らしいチキータからのバックドライブの連係で水谷のフォアを抜き去りセットカウント4-1で大金星をあげました。
敗れた水谷は「完敗です」と試合を振り返っていました。
立て直そうとしたけど、張本選手が良くてどうしようもなかったそうで、試合前にこうしようああしようと作戦はあったみたいですが、張本選手がことごとく対応してきて、やることがなくなってしまったそうです。
それほどその日の張本選手の調子が良く、更には成長の度合いがハンパないと感じました。

その後も快進撃

その後も張本選手、快進撃が続きました。
4回戦でスロバキアのピシュティ選手と対戦。
この試合で、張本智和選手の大人にも負けないメンタルの強さが証明された場面がありました。
結果としてはセットカウント4-1で張本選手が勝ちました。
張本選手13歳、ピシュティ選手33歳。
世界ランキング、張本選手69位、ピシュティ選手159位。
格下ではある選手でしたが、相手も20も下の選手に何もできないでいるとイライラが
募ったようで
・ピシュティ選手のサーブを待つ張本選手が自然に発する「サッ!」に抗議する。
・張本選手が構える前にサーブを打つ。
・十分に球を上げないままサーブを打つ変則的なサーブ。
・必要以上に間合いを取ってくる。
など、ベテランならではの揺さぶりをかけて来ましたが、それに動じることなく勝利しました。
男子の倉嶋洋介監督は、度重なるそんなプレーに対して『これもいい経験』だとしてあえて見守っていたと言われています。
そしてメダルを獲得を懸けた準々決勝。相手は世界ランキング3位の許キン選手。
結果はセットカウント1-4で負けてしまいました。
数字だけ見ると完敗です。ただ、13歳が世界ランキング3位の選手から1セット取ったことはかなりな収穫といえます。
第1セットを落として、第2セットを取り返したときは
おっ⁉︎これは!と思いましたが、やはり世界ランキング3位の許キン選手。
しっかり第3第4セットを取り返して来ました。
素人目から見て、かなり善戦したように思えました。張本選手の代名詞にもなった「チョレイ」の雄叫び。
これも随所に見れましたし、ちょっとした期待を込めて見ていました。
今後、スピード、パワー、テクニックと更に成長していけば中国選手の高い壁を
超えられると思います。
2020年東京オリンピックまであと3年。
あと3年で張本選手はじめ、水谷選手、吉村選手、丹羽選手などがどのようにパワーアップしていくかとても楽しみです。

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