舞台はヨーロッパへ!WRC第6戦ラリー・ポルトガル!

5月18日、今シーズン初のヨーロッパでのグラベル(未舗装路)ラリーとなるWRC第6戦ラリー・ポルトガルが開幕します。WRCを代表する由緒正しきイベントであるラリー・ポルトガルは、標準的なグラベルラリーであるからこそ、ラリーカーの本当の実力が分かると言われています。

そして、それを操るドライバーにももちろん注目です。激しい争いが繰り広げられているドライバーズランキングは、第5戦を終えた時点で、1位にMスポーツのセバスチャン・オジエ、2位にトヨタのヤリ-マティ・ラトバラがつけているが、3位には第4戦、第5戦と連続優勝を飾ったヒュンダイのティエリー・ヌービルが浮上しています。ラリー・ポルトガルも激闘必死の展開が待っていることでしょう!

グラベルを制すものがレースを制す!

ラリー・ポルトガルは砂状の軟らかい路面と、岩盤が露出した硬い路面が合わさった未舗装路のコース。砂地の軟らかい路面ではタイヤのグリップ力が得にくく、岩盤の露出した硬い路面ではタイヤの摩耗が激しくなる特徴があります。このため、タイヤを選定でレースが大きく左右されることもあり、この判断とドライバーのタイヤの使いこなしが重要になってきます。

また、乾いた未舗装路では「ルーズグラベル」と呼ばれる砂利や粉塵が道を覆っていて、これがまたタイヤのグリップ力を低下される要因となります。車が走行するたびに、このルーズグラベルは弾き飛ばされ、徐々にタイヤのグリップ力が発揮しやすい路面に変化していくため、車の走行順も重要になってきます。

このため、最後の情報収集の場でもあり、走行順が決定するシェイクダウンから目が離せません!

Promo Vodafone Rally de Portugal 2017 - YouTube

出典:YouTube

トヨタ、ラリー・ポルトガルに3台目を投入!

これまでヤリ-マティ・ラトバラとユホ・ハンニネンの2台体制のトヨタが遂に3台目を投入します。これにより、少しでも多くのグラベルラリーの実戦データを蓄積し、今後のマシン開発の促進化を狙っているそうです。

3台目のドライバーは、エサペッカ・ラッピ。彼は昨季、WRCの下位カテゴリーであるWRC2でチャンピオンに輝いいている。また2013年のWRC2のラリー・ポルトガルで初優勝を遂げているので、今回の参戦は期待が出来そうです。

ドライバーズランキングで2位につけているラトバラも、2015年のポルトガルで総合優勝していますし、第2戦のスウェーデン以来のトヨタ優勝にも期待したいですね。

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